詩編150編中の、少なくとも74編はダビデの作ったものです。
　一覧は、次の通りです。

	書巻名	章	節	聖句セイク
1	詩編	3	1	【賛歌。ダビデの詩。ダビデがその子アブサロムを逃れたとき。】
2	詩編	4	1	【指揮者によって。伴奏付き。賛歌。ダビデの詩。】
3	詩編	5	1	【指揮者によって。笛に合わせて。賛歌。ダビデの詩。】
4	詩編	6	1	【指揮者によって。伴奏付き。第八調。賛歌。ダビデの詩。】
5	詩編	7	1	【シガヨン。ダビデの詩。ベニヤミン人クシュのことについてダビデが主に向かって歌ったもの。】
6	詩編	8	1	【指揮者によって。ギティトに合わせて。賛歌。ダビデの詩。】
7	詩編	9	1	【指揮者によって。ムトラベンに合わせて。賛歌。ダビデの詩。】
8	詩編	11	1	【指揮者によって。ダビデの詩。】主を、わたしは避けどころとしている。どうしてあなたたちはわたしの魂に言うのか「鳥のように山へ逃れよ。
9	詩編	12	1	【指揮者によって。第八調。賛歌。ダビデの詩。】
10	詩編	13	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
11	詩編	14	1	【指揮者によって。ダビデの詩。】神を知らぬ者は心に言う「神などない」と。人々は腐敗している。忌むべき行いをする。善を行う者はいない。
12	詩編	15	1	【賛歌。ダビデの詩。】主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り聖なる山に住むことができるのでしょうか。
13	詩編	16	1	【ミクタム。ダビデの詩。】神よ、守ってくださいあなたを避けどころとするわたしを。
14	詩編	17	1	【祈り。ダビデの詩。】主よ、正しい訴えを聞きわたしの叫びに耳を傾け祈りに耳を向けてください。わたしの唇に欺きはありません。
15	詩編	18	1	【指揮者によって。主の僕の詩。ダビデの詩。主がダビデをすべての敵の手、また、サウルの手から救い出されたとき、彼はこの歌の言葉を主に述べた。】
16	詩編	19	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
17	詩編	20	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
18	詩編	21	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
19	詩編	22	1	【指揮者によって。「暁の雌鹿」に合わせて。賛歌。ダビデの詩。】
20	詩編	23	1	【賛歌。ダビデの詩。】主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
21	詩編	24	1	【ダビデの詩。賛歌。】地とそこに満ちるもの世界とそこに住むものは、主のもの。
22	詩編	25	1	【ダビデの詩。】主よ、わたしの魂はあなたを仰ぎ望み
23	詩編	26	1	【ダビデの詩。】主よ、あなたの裁きを望みます。わたしは完全な道を歩いてきました。主に信頼して、よろめいたことはありません。
24	詩編	27	1	【ダビデの詩。】主はわたしの光、わたしの救いわたしは誰を恐れよう。主はわたしの命の砦わたしは誰の前におののくことがあろう。
25	詩編	28	1	【ダビデの詩。】主よ、あなたを呼び求めます。わたしの岩よわたしに対して沈黙しないでください。あなたが黙しておられるならわたしは墓に下る者とされてしまいます。
26	詩編	29	1	【賛歌。ダビデの詩。】神の子らよ、主に帰せよ栄光と力を主に帰せよ
27	詩編	30	1	【賛歌。神殿奉献の歌。ダビデの詩。】
28	詩編	31	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
29	詩編	32	1	【ダビデの詩。マスキール。】いかに幸いなことでしょう背きを赦され、罪を覆っていただいた者は。
30	詩編	34	1	【ダビデの詩。ダビデがアビメレクの前で狂気の人を装い、追放されたときに。】
31	詩編	35	1	【ダビデの詩。】主よ、わたしと争う者と争いわたしと戦う者と戦ってください。
32	詩編	36	1	【指揮者によって。主の僕の詩。ダビデの詩。】
33	詩編	37	1	【ダビデの詩。】悪事を謀る者のことでいら立つな。不正を行う者をうらやむな。
34	詩編	38	1	【賛歌。ダビデの詩。記念。】
35	詩編	39	1	【指揮者によって。エドトンの詩。賛歌。ダビデの詩。】
36	詩編	40	1	【指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。】
37	詩編	41	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
38	詩編	51	1〜2	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。ダビデがバト・シェバと通じたので預言者ナタンがダビデのもとに来たとき。】
39	詩編	52	1〜2	【指揮者によって。マスキール。ダビデの詩。エドム人ドエグがサウルのもとに来て、「ダビデがアヒメレクの家に来た」と告げたとき。】
40	詩編	53	1	【指揮者によって。マハラトに合わせて。マスキール。ダビデの詩。】
41	詩編	54	1〜2	【指揮者によって。伴奏付き。マスキール。ダビデの詩。ジフ人が来て、サウルに「ダビデがわたしたちのもとに隠れている」と話したとき。】
42	詩編	55	1	【指揮者によって。伴奏付き。マスキール。ダビデの詩。】
43	詩編	56	1	【指揮者によって。「はるかな沈黙の鳩」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。ダビデがガトでペリシテ人に捕えられたとき。】
44	詩編	57	1	【指揮者によって。「滅ぼさないでください」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。ダビデがサウルを逃れて洞窟にいたとき。】
45	詩編	58	1	【指揮者によって。「滅ぼさないでください」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。】
46	詩編	59	1	【指揮者によって。「滅ぼさないでください」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。サウルがダビデを殺そうと、人を遣わして家を見張らせたとき。】
47	詩編	60	1〜2	【指揮者によって。「ゆり」に合わせて。定め。ミクタム。ダビデの詩。教え。ダビデがアラム・ナハライムおよびツォバのアラムと戦い、ヨアブが帰って来て塩の谷で一万二千人のエドム人を討ち取ったとき。】
48	詩編	61	1	【指揮者によって。伴奏付き。ダビデの詩。】
49	詩編	62	1	【指揮者によって。エドトンに合わせて。賛歌。ダビデの詩。】
50	詩編	63	1	【賛歌。ダビデの詩。ダビデがユダの荒れ野にいたとき。】
51	詩編	64	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
52	詩編	65	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。歌。】
53	詩編	68	1	【指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。歌。】
54	詩編	69	1	【指揮者によって。「ゆり」に合わせて。ダビデの詩。】
55	詩編	70	1	【指揮者によって。ダビデの詩。記念。】
56	詩編	72	20	エッサイの子ダビデの祈りの終り。
57	詩編	86	1	【祈り。ダビデの詩。】主よ、わたしに耳を傾け、答えてください。わたしは貧しく、身を屈めています。
58	詩編	101	1	【ダビデの詩。賛歌。】慈しみと裁きをわたしは歌い主よ、あなたに向かって、ほめ歌います。
59	詩編	103	1	【ダビデの詩。】わたしの魂よ、主をたたえよ。わたしの内にあるものはこぞって聖なる御名をたたえよ。
60	詩編	108	1	【歌。賛歌。ダビデの詩。】
61	詩編	109	1	【指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。】わたしの賛美する神よどうか、黙していないでください。
62	詩編	110	1	【ダビデの詩。賛歌。】わが主に賜った主の御言葉。「わたしの右の座に就くがよい。わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう。」
63	詩編	122	1	【都に上る歌。ダビデの詩。】主の家に行こう、と人々が言ったときわたしはうれしかった。
64	詩編	124	1	【都に上る歌。ダビデの詩。】イスラエルよ、言え。「主がわたしたちの味方でなかったなら
65	詩編	131	1	【都に上る歌。ダビデの詩。】主よ、わたしの心は驕っていません。わたしの目は高くを見ていません。大き過ぎることをわたしの及ばぬ驚くべきことを、追い求めません。
66	詩編	133	1	【都に上る歌。ダビデの詩。】見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。
67	詩編	138	1	【ダビデの詩。】わたしは心を尽くして感謝し神の御前でほめ歌をうたいます。
68	詩編	139	1	【指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。】主よ、あなたはわたしを究めわたしを知っておられる。
69	詩編	140	1	【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】
70	詩編	141	1	【賛歌。ダビデの詩。】主よ、わたしはあなたを呼びます。速やかにわたしに向かいあなたを呼ぶ声に耳を傾けてください。
71	詩編	142	1	【マスキール。ダビデの詩。ダビデが洞穴にいたとき。祈り。】
72	詩編	143	1	【賛歌。ダビデの詩。】主よ、わたしの祈りをお聞きください。嘆き祈る声に耳を傾けてください。あなたのまこと、恵みの御業によってわたしに答えてください。
73	詩編	144	1	【ダビデの詩。】主をたたえよ、わたしの岩をわたしの手に闘うすべを指に戦するすべを教えてくださる方を
74	詩編	145	1	【賛美。ダビデの詩。】わたしの王、神よ、あなたをあがめ世々限りなく御名をたたえます。

　ダビデの作った詩は、苦しみの中で生まれたものが少なくありません。
　苦しみの中でこそ、ダビデは神の助けを体験することができたのです。
　苦しみの中で、賛美が生まれているのです。

　【今日の聖書】
　【ダビデの詩。】
　わたしは心を尽くして感謝し
　神の御前でほめ歌をうたいます。
　聖なる神殿に向かってひれ伏し
　あなたの慈しみとまことのゆえに
　御名に感謝をささげます。

　その御名のすべてにまさって
　あなたは仰せを大いなるものとされました。

　呼び求めるわたしに答え
　あなたは魂に力を与え
　解き放ってくださいました。

　地上の王は皆、あなたに感謝をささげます。
　あなたの口から出る仰せを彼らは聞きました。
　主の道について彼らは歌うでしょう
　主の大いなる栄光を。

　主は高くいましても
　低くされている者を見ておられます。
　遠くにいましても
　傲慢な者を知っておられます。

　わたしが苦難の中を歩いているときにも
　敵の怒りに遭っているときにも
　わたしに命を得させてください。
　御手を遣わし、右の御手でお救いください。

　主はわたしのために
　すべてを成し遂げてくださいます。
　主よ、あなたの慈しみが
　とこしえにありますように。
　御手の業をどうか放さないでください。

　詩編　１３８編１〜８節