老人になって大いに用いられたザカリア
ザカリアは老人で、妻エリサベトも年をとっていました。
この老人と言う言葉は、以下のような言葉です。
意味は文字通り、老人、年寄りという意味です。
ザカリアとエリサベト夫妻は、年をとっていましたが
神によって用いられ、バプテスマのヨハネを産み育てることになりました。
聖書の中には、年をとってから用いられている人が
何人も出てきます。
モーセは80歳から用いられています。
イエス・キリストがお生まれになった時、
その証をしているのは、シメオンです。
シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。
「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
わたしはこの目であなたの救いを見たからです。
これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、
あなたの民イスラエルの誉れです。」
ルカによる福音書 2章28〜32節
「この僕を安らかに去らせてくださいます」、と語っているということは
既に死を間近にした年齢だったということを、示しています。
老年になって、幼子イエス・キリストに会って証しをしているのです。
アンナも同じです。
また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。
非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、
夫に死に別れ、八十四歳になっていた。
彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、
夜も昼も神に仕えていたが、
そのとき、近づいて来て神を賛美し、
エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。
ルカによる福音書 2章36〜38節
アンナが幼子イエスの証をしたのは、84歳の時です。
老人になったら、もう神に用いられないのかと言えば、
それは違うのです。年齢に関係なく、神は用いて下さるお方なのです。
【今日の聖書】
そこで、ザカリアは天使に言った。
「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。
わたしは老人ですし、妻も年をとっています。」
天使は答えた。
「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。
あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを
伝えるために遣わされたのである。
ルカによる福音書 1章18〜19節