二人は一体となる
神は、人を男と女とにお造りになられました。
それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、
二人は一体となるように、定められているのです。
ただ問題は、男も女もどちらも罪をもって生まれついている
ということです。
夫婦になると、その関係が誰よりも親密になります。
親密になるということは、相手の良い面も悪い面も
よくわかってくる、ということになります。
相手の罪がよく見えてくるのです。
そこで互いに赦し合うということが、必要不可欠になってくるのです。
夫婦は互いに愛し合う関係です。愛はどこまでも赦します。
どこまでも忍耐するのが、真実の愛です。
そのような愛の上に立ってはじめて、
二人は一体となることができるのです。
限りなく赦しあい、限りなく忍耐する愛があって初めて一体となれるのです。
そしてその愛は、神からしか来ないのです。
神によらなければ、その愛はどこからも与えられません。
もちろん自分の内には、元々そのような愛はないのです。
ですから夫婦は日々、互いに愛することができるように
神に愛を願い求めて行くのです。
神からいただかなければ、真に愛することができないからです。
神に祈らなくても、神から愛を頂かなくても
私は妻を愛せますという人は、いないはずです。
ですから「私は神に祈らなくても大丈夫です」ということは誰も言えないのです。
【今日の聖書】
しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。
それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。
だから二人はもはや別々ではなく、一体である。
従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」
マルコによる福音書 10章6〜9節