あらゆる苦難を慰める神
キリストを信じたら苦難がなくなるわけでは、ありません。
信仰が深くなれば、苦難が減るわけでもありません。
苦難は信仰生活の中にも、必ずやって来ます。
神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、
わたしたちも神からいただくこの慰めによって、
あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。
コリントの信徒への手紙二 1章4節
けれども、その苦難は神から慰めをいただく機会となります。
わたしたちは、苦難の時に神からいただくこの慰めによって、
あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができるようになるのです。
もし苦難がなければ、神から慰めをいただくこともなく
あらゆる苦難の中にある人々を慰めることも、できなくなります。
苦難があるからこそ、神から慰めをいただけるのです。
そして、その慰めをもって同じ苦難に会っている人々を
慰めることができるようになるのです。
苦難は、単なる不幸ではないのです。
逆に私たちに対する、神からのプレゼントなのです。
私たちは苦難の際、神の慰めを頂いて神の愛を深く知るようになり、
その神の愛による慰めをもって、隣人を愛することができるようになるのです。
自分自身が、愛の人へと変えられてゆくのです。
「互いに愛し合いなさい」という、主の御命令を、
実行できるように、変えられてゆくのです。
【今日の聖書】
わたしたちの主イエス・キリストの父である神、
慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。
コリントの信徒への手紙二 1章3節