自業自得
自分の蒔いた種は、やがて刈り取ることになります。
いわゆる「自業自得」というものです。
「身から出た錆」とも言います。
今置かれている状況は、自業自得である場合がほとんどです。
なぜ夏休みの宿題を、今になって苦しみながらやらねばならないのか?
今までやって来なかったからです。自業自得なのです。
なぜお金があるのに、冷蔵庫に食材がないのか?
買い物に行かなかったからです。
それも自業自得です。
なぜ、部屋がこんなに散らかっているのか?
片付けをしないで、放置しておいたからです。
自業自得です。
他の人のしてしまったことで、苦しむことも確かにありますが、
多くは、自業自得なのです。自分がしてしまったことによって、
あるいはしなかったことによって、苦しんでいるのです。
過去の決断と実行の結果、今現在の状況があるのです。
過去蒔いたものによって、今があります。
とするなら、今蒔いたものによって未来が決まってくるでしょう。
私たちは、今良いものを蒔きたいのです。
一体、何を蒔けばよいのでしょうか?
何を蒔いたらいけないのでしょうか?
聖書の中にも、自分の蒔いた種はやがて刈り取ることになると記されています。
自分の肉に蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、
霊に蒔く者は、霊から永遠の命を刈り取ります。
確かに、自分の蒔いた種は、やがて刈り取ることになるのです。
肉の欲望を満足させることに、人生を費やしていたら、
その最後は、恐ろしい滅びです。
一方、イエス・キリストを信じて、
聖霊の望まれることを行って生きる人の行きつく先は、永遠の命です。
私たちは、聖霊の望まれるものを今蒔いて生きていくのです。
【今日の聖書】
思い違いをしてはいけません。
神は、人から侮られることはありません。
人は、自分の蒔いたものを、
また刈り取ることになるのです。
自分の肉に蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、
霊に蒔く者は、霊から永遠の命を刈り取ります。
たゆまず善を行いましょう。
飽きずに励んでいれば、時が来て、
実を刈り取ることになります。
ガラテヤの信徒への手紙 6章7〜9節