神が定められた権威
神に従う者は「神以外の権威に従う必要はない」と言われる方が、
もしかしたら、おられるかもしれません。
けれども、決してそんなことはありません。
「人は皆、上に立つ権威に従うべきです」と聖書にはっきりと記されています。
その権威者が、神に背いた命令を出すのでない限り、
私たちは権威に従って、生活します。
赤信号で止まり、青信号で進みます。
交通法規だけでなく、国で定められた法律に従って生活します。
権威に逆らうことは、すなわち神の定めに背くことになります。
人は皆、上に立つ権威に従うべきです。
神に由来しない権威はなく、
今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。
ローマの信徒への手紙 13章1節
国の首相には、権威が与えられています。
会社の上司にも、権威が与えられています。
一家の主人にも、権威が与えられています。
子供が親の権威に逆らうことは、神の定めに背くことになります。
子供は、親の真似をして育ちます。
親が権威に従っていなければ、当然子供もそのように育つでしょう。
今私は、私の上にある権威に、従順に従っているだろうか?
これを吟味する必要があります。
権威を批判し、権威に背き、権威を無視していると、
最終的に、自分の身に裁きを招くことになるということが
聖書には、はっきりと記されています。
神に由来しない権威はありません。
総督ポンティオ・ピラトが持っていた権威も、
その権威が、ローマ皇帝から与えられたものであったとしても、
その権威の根源は、神から出ていたのです。
そこで、ピラトは言った。
「わたしに答えないのか。お前を釈放する権限も、
十字架につける権限も、このわたしにあることを知らないのか。」
ヨハネによる福音書 19章10節
総督ポンティオ・ピラトは、イエスに対して
自分が権限を持っているのだと、語っています。
しかし、それに対してイエスはこう答えられました。
イエスは答えられた。
「神から与えられていなければ、
わたしに対して何の権限もないはずだ。
ヨハネによる福音書 19章11節(前半)
今ある権威は、すべて神によって立てられたものなのです。
この秩序が、社会においても、家庭においても、
教会においても、崩されないようにしていきましょう。
教会はいつでも、神の権威に服するのです。
【今日の聖書】
人は皆、上に立つ権威に従うべきです。
神に由来しない権威はなく、
今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。
従って、権威に逆らう者は、神の定めに背くことになり、
背く者は自分の身に裁きを招くでしょう。
ローマの信徒への手紙 13章1〜2節