今日のできごと


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2018/6/16(土)



ガラスのこげがでますけん...

 出雲特有の名詞があります。
 「こげ」もそのひとつです。
 1つの意味は、「こんな」です。

 「こげな」=「こんな」、「こげに」=「こんなに」、
 「こげん」=「このような」
 「こげか?」=「こうですか?」、「こげこげ」=「こうこう」

 同じような言葉に、「あげ」「そげ」があります。
 「こ」を「あ」や「そ」に変えれば、意味がわかると思います。
 ただし、「こげ」には実はもう一つの意味があります。

 「かけら」「破片」と言う意味です。
 「ガラスのこげがでますけん」と言われたら、意味がわからないと、
 ガラスをバーナーで焼いて「焦がすのかな?」と思ってしまいます。

 ガラスの「こげ」と言われたら、これは「焦げ」でなく「かけら」のことです。

 聖書にも、かけらが出てきます。「素焼きのかけら」です。
 詩編22編は、イエス・キリストの十字架の預言が記されていますが
 そこには、「口は渇いて素焼きのかけらとなり」と記されています。

 口は渇いて素焼きのかけらとなり
 舌は上顎にはり付く。
 あなたはわたしを塵と死の中に打ち捨てられる。
 詩編 22編16節

 イエス・キリストはまさに、十字架上で「渇く」と言われました。
 そして私たちの身代わりになって、私たちの罪を赦すために
 十字架の上で、死んでくださったのです。

 この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、
 「渇く」と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した。
 ヨハネによる福音書 19章28節

 【今日の聖書】
 口は渇いて素焼きのかけらとなり
 舌は上顎にはり付く。
 あなたはわたしを塵と死の中に打ち捨てられる。
 詩編 22編16節


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