今日のできごと


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2018/4/15(日)



父親に飛びつく子どものように

1.父親を喜ぶ子どものように神を求める

 空港の到着ロビーで父親の帰りを待っている子どもたちは、
 父親の姿を見ると、途端に笑顔になって飛びついていきます。
 お土産など見向きもしないで、ただ父親にすがりついて喜んでいます。

 私たちも同様に、神ご自身を喜んで求めます。
 何よりも神と共にいることを、喜んで求めます。心と思いと力を尽くして...
 もちろん神が与えて下さるものも欲しいですが、

 神の与えて下さる衣食住など、生きていく上で必要なものを求めるよりも
 神ご自身を求めることの方が、よっぽど大切で本来的な姿です。
 だから、神ご自身を喜んで求めます。

2.神の子となっている私たちは子どものように神を求める

 私たちは、神を「アバ父よ!」と呼べるようにされています。

 あなたがたが子であることは、神が、
 「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、
 わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。
 ガラテヤの信徒への手紙 4章6節

 私たちイエス・キリストを信じるひとりひとりは、
 すでに神の子とされていて、神の子となっているのです。
 ですから、子供が父親を求めるように神ご自身を求めるのです。

 しかし、言は、自分を受け入れた人、
 その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。
 ヨハネによる福音書 1章12節

3.神もまた私たち自身を求めておられる

 そして神もまた、愛をもって私たち自身を求めておられるのです。
 放蕩息子のたとえを読む時、神がどれほど私たちを愛しておられるか
 どれほど私たち自身を求めておられるかが、わかります。

 そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。
 ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、
 憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。
 ルカによる福音書 15章20節

 父親は帰ってきた放蕩息子のもとに、走り寄っているのです。
 どれほど待ち焦がれ、待ち設けていたことでしょう。
 神はご自分に背を向け神を離れた人を、

 それほど待ち焦がれ求めておられるのです。
 ここから、神が大きな愛で私たちを求めておられることを知ることができます。
 神はすべての人を愛し、求めておられるのです。

 その神の元に戻った私たちは、神の求めに応じて
 なお一層深く、神を求めて
 神と親しい交わりを持つのです。

むすび.

 「神は私を造られ愛していてくださる、素晴らしいお方です」
 ちょうど小さな子供たちが、父親に飛びついていくように
 私たちも、その神のふところに飛び込んでいくのです。

 イエス・キリストの十字架で流された血潮によって
 私たちの罪は赦され、義とされ神の子どもとされました。
 ですから何よりもまず、子どもが父親にするように

 神ご自身を求めて生きていくのです。

 【今日の聖書】
 何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。
 そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
 マタイによる福音書 6章33節


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