秋晴れ
今日から11月です。
最近は天気も良く、秋晴れのきれいな景色が堪能できます。
木の葉もちょうど色づいて、秋を演出しています。
聖書で秋というと、「秋の雨」です。
この時期は、乾期が終わって雨期に入っていく時期になるようです。
新聖書辞典によると、パレスチナの雨期は下記の通りのようです。
パレスチナは、温帯冬雨気候、地中海式気候圏に属しており、
夏季乾期、冬季雨期の特徴を持っている。
そのため1年は、夏と冬の2季だけである(創8:22,詩74:17,ゼカ14:8)。
雨期は、毎年だいたい11月から翌年4月までの期間で、
湿気を含む西風が吹き、雨をもたらす。(T列18:43-45,ルカ12:54-55)
この冬の雨期が、播種期から収穫期となる。雨期は、次の3期に分けられる。
No. | 名称 | 聖句 | 説明 |
1. |
先の雨 初めの雨 秋の雨 |
申命11:14 詩編84:6,ヨエル2:23 ヤコブ5:7 |
10月末から11月頃に降り始める雨 この雨が降ると耕作ができるようになる |
2. |
冬の雨 |
ホセ6:3「大雨」 |
12月中旬から2月末にかけて多量に降る長雨 土地を豊かにうるおす |
3. |
後の雨 春の雨 |
申命11:14,箴言16:15 ヤコブ5:7 |
3〜4月頃に降る雨 夏の作物を成長させ、穀物を実らせる そのため祝福の雨とされる (申28:12) |
ということですが、今月のイスラエルの天気予報を見てみると、
晴天の方が断然、雨天よりも多いようです。
6日と、中旬に3日ほど雨が降るようですが、あとの日はほぼ晴れるようです。
聖書の中で秋の雨は、神が降らせてくださる祝福の雨です。
わたしは、その季節季節に、あなたたちの土地に、秋の雨と春の雨を降らせる。
あなたには穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の収穫がある。
申命記 11章14節
秋の雨と春の雨は、穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の収穫のために
なくてはならない雨であることが、わかります。
エリヤの時にはこの雨が降らずに、干ばつで苦しんでいます。
ギレアドの住民である、ティシュベ人エリヤはアハブに言った。
「わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。
わたしが告げるまで、数年の間、露も降りず、雨も降らないであろう。」
列王紀上 17章1節
3年目になってやっと降っています。
多くの日を重ねて三年目のこと、主の言葉がエリヤに臨んだ。
「行って、アハブの前に姿を現せ。
わたしはこの地の面に雨を降らせる。」
エリヤはアハブの前に姿を現すために出かけた。
サマリアはひどい飢饉に襲われていた。
列王紀上 18章1〜2節
晴れの日は気持ちが良いですが、雨もまた必要不可欠な神の恵みです。
神の恵みの雨は、今日も私たちの上に豊かに降り注いでいるのです。
私たちは今日も、神の恵みの中で生きているのです。
【今日の聖書】
シオンの子らよ。
あなたたちの神なる主によって喜び躍れ。
主はあなたたちを救うために
秋の雨を与えて豊かに降らせてくださる。
元のように、秋の雨と春の雨をお与えになる。
ヨエル書 2章23節