今日のできごと


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2018/11/1(木)



秋晴れ

 今日から11月です。
 最近は天気も良く、秋晴れのきれいな景色が堪能できます。
 木の葉もちょうど色づいて、秋を演出しています。


 聖書で秋というと、「秋の雨」です。
 この時期は、乾期が終わって雨期に入っていく時期になるようです。
 新聖書辞典によると、パレスチナの雨期は下記の通りのようです。

 パレスチナは、温帯冬雨気候、地中海式気候圏に属しており、
 夏季乾期、冬季雨期の特徴を持っている。
 そのため1年は、夏と冬の2季だけである(創8:22,詩74:17,ゼカ14:8)。
 雨期は、毎年だいたい11月から翌年4月までの期間で、
 湿気を含む西風が吹き、雨をもたらす。(T列18:43-45,ルカ12:54-55)
 この冬の雨期が、播種期から収穫期となる。雨期は、次の3期に分けられる。

No.名称聖句説明
1. 先の雨
初めの雨
秋の雨
申命11:14
詩編84:6,ヨエル2:23
ヤコブ5:7
10月末から11月頃に降り始める雨
この雨が降ると耕作ができるようになる
2. 冬の雨 ホセ6:3「大雨」 12月中旬から2月末にかけて多量に降る長雨
土地を豊かにうるおす
3. 後の雨
春の雨
申命11:14,箴言16:15
ヤコブ5:7
3〜4月頃に降る雨
夏の作物を成長させ、穀物を実らせる
そのため祝福の雨とされる (申28:12)

 ということですが、今月のイスラエルの天気予報を見てみると、
 晴天の方が断然、雨天よりも多いようです。
 6日と、中旬に3日ほど雨が降るようですが、あとの日はほぼ晴れるようです。

 聖書の中で秋の雨は、神が降らせてくださる祝福の雨です。

 わたしは、その季節季節に、あなたたちの土地に、秋の雨と春の雨を降らせる。
 あなたには穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の収穫がある。
 申命記 11章14節

 秋の雨と春の雨は、穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の収穫のために
 なくてはならない雨であることが、わかります。
 エリヤの時にはこの雨が降らずに、干ばつで苦しんでいます。

 ギレアドの住民である、ティシュベ人エリヤはアハブに言った。
 「わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。
  わたしが告げるまで、数年の間、露も降りず、雨も降らないであろう。」
 列王紀上 17章1節

 3年目になってやっと降っています。

 多くの日を重ねて三年目のこと、主の言葉がエリヤに臨んだ。
 「行って、アハブの前に姿を現せ。
  わたしはこの地の面に雨を降らせる。」
 エリヤはアハブの前に姿を現すために出かけた。
 サマリアはひどい飢饉に襲われていた。
 列王紀上 18章1〜2節

 晴れの日は気持ちが良いですが、雨もまた必要不可欠な神の恵みです。
 神の恵みの雨は、今日も私たちの上に豊かに降り注いでいるのです。
 私たちは今日も、神の恵みの中で生きているのです。

 【今日の聖書】
 シオンの子らよ。
 あなたたちの神なる主によって喜び躍れ。
 主はあなたたちを救うために
 秋の雨を与えて豊かに降らせてくださる。
 元のように、秋の雨と春の雨をお与えになる。
 ヨエル書 2章23節


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