今日のできごと


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2018/10/27(土)



今日それが起きるとは思いもしていなかった

1.マルタは「やがていつか〜」と思っていた

 マルタとマリヤの兄弟ラザロは、病気のため死んでしまいましたが
 イエスがそこにこられたとき、マルタにこう言われています。

 「あなたの兄弟は復活する」ヨハネによる福音書 11章23節

 「ラザロは復活する、生き返る」と言われたのです。
 その言葉を聞いてマルタは、こう返答します。

 「終わりの日の復活の時に復活することは存じております」24節

 「やがて来る終わりの時に、信じていた者たちが復活するということを
  私は知っています。だからその時には、ラザロも復活するでしょう。」
 このようにイエスの言葉に、言い返しているのです。

2.イエスはその日にみわざをなされた

 ところがイエスの言われたのは、そういう意味ではなく、
 今日、この後、ラザロは復活するということだったのです。

 こう言ってから、
 「ラザロ、出て来なさい」と大声で叫ばれた。
 すると、死んでいた人が、
 手と足を布で巻かれたまま出て来た。顔は覆いで包まれていた。
 イエスは人々に、「ほどいてやって、行かせなさい」と言われた。
 ヨハネによる福音書 11章43〜44節

 「あなたの兄弟は復活する」と言われた言葉が、その日のうちに実現したのです。
 マルタは、「やがていつか訪れるであろう終わりの時にラザロが復活する」
 と思っていましたが、そうではなく今日という内にそれが起きたのです。

 やがていつか訪れる日ではなく、今日それが起こったのです。
 マルタにとって今日は、悲しみの日の続きであり、
 今日は何事も起こらずに、普通に過ぎてゆくはずの一日だったでしょう。

 しかし違ったのです。その日、主の偉大なみわざが起こったのです。
 悲しみのどん底から、喜びの絶頂に大転換するような、
 素晴らしい驚くべき神のみわざが、起ったのです。

3.今日それが起きると信じて待つ

 わたしたちも、今祈っていることが
 「やがていつかかなえられる」という、そういう思いではなく、
 「今日それがかなえられる」という信仰を持つべきなのです。

 「今日神のみわざがなされるんだ」という信仰こそ、
 神のみわざを体験する、最大の準備なのです。
 神は、私たちの信仰を求めておられます。

 いつ神のみわざがなされても大丈夫なように、心を備えていたいと思います。
 いつも祈っているあの人は、いつか救われるだろうというのではなく、
 今日その人が救われるかもしれない、という心の備えが必要なのです。

 【今日の聖書】
 心の中でキリストを主とあがめなさい。
 あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、
 いつでも弁明できるように備えていなさい。
 ペトロの手紙一 3章15節


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