今日のできごと


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2018/1/20(土)



誰もいないはずなのに

 ある日の事。夜明け前の暗い部屋にひとりで入っていくと、
 「フーフー」と、誰もいないはずの部屋から、
 悲しそうな、寂しそうな声が聞こえてきました。

 「えっ!誰かいる?」と、ゾッとしました。
 女の人が、悲しんで泣いているような、そんな声でした。
 「誰か助けて...」とでも言うような、そんな声でした。

 けれども、部屋を見渡しても誰もいません。
 それでもまた、「フーフー」と聞こえてきます。
 どう聞いても人間か何かの声です。

 「うん?これはもしや窓の外か?」と思って、窓の所に行くと、
 バサバサバサッといって、鳥が何羽か飛び立つ音がしました。
 ベランダに、鳩が来ていたのです。鳩の声でした。

 別の日の午前中、部屋にいると、
 「フルルーフルルー」と声がしました。
 外を見ると、鳩が3羽ベランダの欄干にとまっていました。

 部屋の中で座ったまま、ちょっと体を動かして確認しただけで
 バサバサバサッと、気が付いて逃げていきました。

 聖書の中にも、鳩の声は出てきます。
 病気になったヒゼキヤ王が、その病気が治った時に
 記した歌の中に出てきます。

 つばめや鶴のように
 わたしはすすり泣きの声をあげ
 鳩のようにわたしは呻く。

 と歌っています。
 鳩のようにうめいたヒゼキヤ王でしたが、
 預言者イザヤが「干しいちじくを持って来るように」と言い、

 人々がそれをヒゼキヤ王の患部につけると、王は回復しました。

 イザヤが、「干しいちじくを持って来るように」と言うので、
 人々がそれを患部につけると王は回復した。
 イザヤ書 38章21節

 神は、私たちが呻き嘆くことがあったとしても、
 必ず祈りに応えて、癒し助けて下さる神です。
 私たちの呻きは、神によって喜びに必ず変えられます。

 【今日の聖書】
 つばめや鶴のように
 わたしはすすり泣きの声をあげ
 鳩のようにわたしは呻く。
 天を仰いでわたしの目は弱り果てる。
 わが主よ、わたしは責めさいなまれています。
 どうかわたしの保証人となってください。
    イザヤ書 38章14節


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