民数記には、当時の毎日の献げ物の規定が記されています。
　毎日朝と夕に、同じ献げ物を神に献げなければなりませんでした。
　さらに、献げ方も決まっていました。

　　(1)「羊」の献げ物を焼き尽くす
　　(2)「油」を混ぜた「穀物」の献げ物を焼き尽くす
　　(3)「ぶどう酒」の献げ物を聖所に注ぐ

　詳細は以下の通り。

時間	献げ物	献げ方	章節
毎朝	無傷の１歳の羊１匹	焼き尽くす	28:3-4
	上等の小麦粉 0.1エファ (2.2リットル※)に 上質のオリーブを砕いて取った油 0.25ヒン (0.9リットル※)を混ぜて作った穀物の献げ物	焼き尽くす	28:5-6
	ぶどう酒 0.25ヒン (0.9リットル※)の献げ物	聖所で注ぐ	28:7
毎夕	無傷の一歳の羊１匹	焼き尽くす	28:3-4,8
	上等の小麦粉 0.1エファ (2.2リットル※)に 上質のオリーブを砕いて取った油 0.25ヒン (0.9リットル※)を混ぜて作った穀物の献げ物	焼き尽くす	28:5-6,8
	ぶどう酒 0.25ヒン (0.9リットル※)の献げ物	聖所で注ぐ	28:7,8
	※ 1エファを 22 リットルとした場合　1エファ（固体）＝1バト（液体）＝ 6ヒン（液体）

　安息日には、これがすべて２倍になります。

時間	献げ物	献げ方	章節
安息日の 朝	無傷の１歳の羊２匹	焼き尽くす	28:9-10
	上等の小麦粉 0.2エファ (4.24リットル※)に 上質のオリーブを砕いて取った油 0.5ヒン (1.8リットル※)を混ぜて作った穀物の献げ物	焼き尽くす	28:9-10
	ぶどう酒 0.5ヒン (1.8リットル※)の献げ物	聖所で注ぐ	28:9-10
安息日の 夕	無傷の１歳の羊２匹	焼き尽くす	28:9-10
	上等の小麦粉 0.2エファ (4.24リットル※)に 上質のオリーブを砕いて取った油 0.5ヒン (1.8リットル※)を混ぜて作った穀物の献げ物	焼き尽くす	28:9-10
	ぶどう酒 0.5ヒン (1.8リットル※)の献げ物	聖所で注ぐ	28:9-10
	※ 1エファを 22 リットルとした場合　1エファ（固体）＝1バト（液体）＝ 6ヒン（液体）

　毎日、朝と夕に神に献げ物をしていたわけですが、
　毎日というところが、肝心なところです。
　休みなく毎日なのです。

　仕事においては、絶対に安息日を休まなければなりませんでしたが
　神に献げることに関しては逆に、安息日には２倍になっているのです。
　神を礼拝することの重要性を、教えられます。

　毎日、朝と夕に賛美と聖書と祈りの時間をきちんと確保して
　規則正しい信仰生活をしていくことは、私たちの信仰生活を、
　地に足の着いた、地道なものとしていくことでしょう。

　その上で、日曜日に教会で礼拝することは、
　さらに信仰を大きく成長させ、神により近づいていくことに
　つながっていくでしょう。

　実行するかしないかは、あなた次第です。

　【今日の聖書】

　 28:3 彼らに言いなさい。
　　燃やして主にささげる献げ物は次のとおりである。
　　無傷の一歳の羊二匹を、日ごとの焼き尽くす献げ物として、毎日、

　 28:4 朝夕に一匹ずつ、ささげなさい。

　 28:5 それと共に、上等の小麦粉十分の一エファに
　　上質のオリーブを砕いて取った油四分の一ヒンを混ぜて作った
　　穀物の献げ物をささげる。

　 28:6 これが日ごとの焼き尽くす献げ物であって、
　　燃やして主にささげる宥めの香りとして、
　　シナイ山で定められたものである。

　 28:7 それに添えるぶどう酒の献げ物は、
　　羊一匹について四分の一ヒンとし、
　　聖所で、主に対するぶどう酒の献げ物として、酒を注ぐ。

　 28:8 夕方ささげるもう一匹の羊の場合も、
　　穀物の献げ物とぶどう酒の献げ物を、朝と同じようにささげ、
　　燃やして主にささげる宥めの香りとする。

　 28:9 安息日には、無傷の一歳の羊二匹をささげ、
　　上等の小麦粉十分の二エファにオリーブ油を混ぜて作った
　　穀物の献げ物とぶどう酒の献げ物を添える。

　 28:10 安息日ごとにささげるべきこの焼き尽くす献げ物は、
　　日ごとの焼き尽くす献げ物とぶどう酒の献げ物に加える
　　べきものである。

　　　　　民数記　２８章３〜１０節