最終的に悪魔は永遠に滅びる
1.悪魔は実在している
悪魔は、架空の存在ではありません。
悪を象徴的に表している「抽象的な概念」でもありません。
人格をもつ存在として、現存していることが聖書からわかります。
そして彼らを惑わした悪魔は、
火と硫黄の池に投げ込まれた。
ヨハネの黙示録 20章10節(前半)
「彼らを惑わした悪魔」とあることから、
人々を惑わすことをしている者であることが、わかります。
しかし、最終的には火と硫黄の池に投げ込まれる存在です。
ヨハネの黙示録の20章10節の時が来ると、
悪魔は確実に滅びます。永遠に滅び続けることになります。
この者どもは昼も夜も世々限りなく責めさいなまれる。
ヨハネの黙示録 20章10節(後半)
けれどもその時が来るまでは、滅びないで存在していることになるのです。
2.悪魔は遍在ではないが手下の悪霊が数多く存在している
ということは、今も確実にどこかにいるということになります。
神は遍在でどこにでもおられますが、悪魔は元々被造物ですから
遍在ではありません。神に背いた被造物なのです。
悪魔は霊的な存在ではありますが、神ではありませんので
全知全能でも遍在でもなく、知識も限られており力も限られており、
同時には、一か所にしかいることができません。
けれども悪魔に従っている悪霊は、たくさんいます。
レギオンがそれを表しています。
イエスが、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われたからである。
そこで、イエスが、「名は何というのか」とお尋ねになると、
「名はレギオン。大勢だから」と言った。
マルコによる福音書 5章8〜9節
3.悪魔の狙いは人々をだまして自分の道連れにして滅ぼす事
悪魔はそれら悪霊の頭として、今日も人々を滅ぼそうと狙っています。
悪魔と多くの悪霊が、この世を牛耳って人々を滅ぼそうとしているのです。
策略をもって狙ってきています。
悪魔の策略に対抗して立つことができるように、
神の武具を身に着けなさい。
エフェソの信徒への手紙 6章11節
レギオンに憑かれていた人は、墓場を住まいとし、
昼も夜も墓場や山で叫んだり、石で自分を打ちたたいたりしていました。
これは、人間の本来的姿ではありません。
神は本来、人を平安の中で喜んで生きるように、造られたのです。
けれども悪霊どもは、人間の本来的な生き方を奪い取り、
憑依した人間に対して、自分自身を傷つけさせ、最後に滅ぼそうとしています。
この人は墓場を住まいとしており、もはやだれも、
鎖を用いてさえつなぎとめておくことはできなかった。
これまでにも度々足枷や鎖で縛られたが、
鎖は引きちぎり足枷は砕いてしまい、
だれも彼を縛っておくことはできなかったのである。
彼は昼も夜も墓場や山で叫んだり、
石で自分を打ちたたいたりしていた。
マルコによる福音書 5章3〜5節
むすび. 勝利者イエス・キリストと共に勝利の人生を歩んでいこう!
このような悪魔を、神は確実に滅ぼされるのです。
その時に、悪魔と共に道連れに滅んでしまってはならないのです。
滅びない方法はただ一つ、イエス・キリストを信じることです。
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、
永遠の命を得るためである。
ヨハネによる福音書 3章16節
イエス・キリストを信じる者は、一人も滅びることはありません。
永遠の命をもって、永遠に生きるのです。
イエス・キリストは、人を滅びへと誘う悪魔に勝利された方なのです。
この者どもは小羊と戦うが、小羊は主の主、
王の王だから、彼らに打ち勝つ。
小羊と共にいる者、召された者、選ばれた者、
忠実な者たちもまた、勝利を収める。」
ヨハネの黙示録 17章14節
悪魔に勝つためには、イエス・キリストにより頼むことが必要です。
イエス・キリストは、その地上生涯の中で何をなさったでしょうか?
神の言葉を教えられ、病気を癒していかれましたが、それと同時に
悪霊を次から次へと追い出していかれたのです。
悪魔や悪霊は決して、イエス・キリストに勝つことはできません。
ですからイエス・キリストにつく私たちも、今悪霊に勝利できるのです。
わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、
感謝しよう。
コリントの信徒への手紙一 15章57節
イエス・キリストは、最終的に勝利しますが、
悪魔は最終的に、確実に滅びるのです。悪魔の道連れにされてはなりません。
永遠の命を与えて下さるイエス・キリストに、最後まで従い通していきましょう!
【今日の聖書】
そして彼らを惑わした悪魔は、
火と硫黄の池に投げ込まれた。
そこにはあの獣と偽預言者がいる。
そして、
この者どもは昼も夜も世々限りなく責めさいなまれる。
ヨハネの黙示録 20章10節