最高のものを与えられたイエス
今日は祈祷会でした。みんなでヨハネによる福音書2章の
カナの婚礼の個所を読んで、感想や疑問を分かち合いました。
ヨハネによる福音書によれば、イエスの最初の奇蹟はカナの婚礼の時です。
水を石がめに満たすように召使たちに命じて、石がめに水を満たさせ、
それを汲んで世話役の所に持っていかせたら、ぶどう酒に変わっていた
そういう奇蹟です。
世話役は花婿を呼んで、ぶどう酒の良さを語るほど驚いています。
もしぶどう酒がなくならなかったら、この奇蹟はなかったでしょう。
ピンチこそ神のわざがなされる「チャンス」であることが、わかります。
もしマリヤが召使たちに、イエスの言われる通りにしてほしいと
頼まなければ、この奇蹟は起こらなかったでしょう。
ピンチをイエスのもとに差し出すとき、解決が待っていることがわかります。
もし、召使たちが、イエスの言葉に従わずに水を汲んでいなかったら
この奇蹟は起きなかったでしょう。
イエスの言葉に従順に従う時、神のわざが起こるということもわかります。
そして、ここで特に特徴的なことは、ただの水が、
普通のぶどう酒ではなく、良いぶどう酒に変わっているということです。
マリヤの願いは、足りなくなったぶどう酒を何とかしてほしいという願いでした。
けれども、イエスのなされたみわざは、単にぶどう酒を
たくさん提供するということだけでなく、
その質が素晴らしかったということです。
イエスは、必要を満たしただけでなく、最高のものを与えてくださったのです。
イエスが私たちに与えてくださった最高のものは、何でしょうか?
聖餐式でぶどう酒にもたとえられている、十字架の血潮です。
イエス・キリストは、わたしたちに十字架の血による罪の赦しと
新しい命である永遠の命を与えてくださったのです。
ハレルヤ!
【今日の聖書】
イエスは、
「さあ、それをくんで宴会の世話役のところへ持って行きなさい」
と言われた。召し使いたちは運んで行った。
世話役はぶどう酒に変わった水の味見をした。
このぶどう酒がどこから来たのか、
水をくんだ召し使いたちは知っていたが、
世話役は知らなかったので、花婿を呼んで、言った。
「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、
酔いがまわったころに劣ったものを出すものですが、
あなたは良いぶどう酒を今まで取って置かれました。」
イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、
その栄光を現された。
それで、弟子たちはイエスを信じた。
ヨハネによる福音書 2章8〜11節