今日のできごと


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2017/4/10(月)



たったひとりにされたイエス

 イエス・キリストが十字架につけられる前、
 過越しの食事を、弟子たちと一緒にしています。
 イスカリオテのユダは、そこから出ていきますが、

 他の11人の弟子たちは、ゲッセマネの園まで
 イエスと共にいました。
 しかしゲッセマネの園での祈りが終わり、

 大勢の群衆がイエスを捕えに来た時、
 弟子たちは全員、イエスを見捨てて逃げてしまいました。
 イエスはただ一人残され、捕らえられ

 大祭司カイアファの元に連行されていきます。
 一番の苦しみの時に、それまで身近にいた弟子たち全員が
 いなくなってしまっていたのです。

 弟子のひとりだったユダには裏切られ、
 側近だったペトロは、遠く離れてついては来ますが
 最後には彼に、3度も「知らない」と言われてしまい、

 たったひとりで、最高法院の議員たちの前に立たされ、
 総督ピラトの元で裁きを受けられ、
 たったひとりで、鞭打ちの刑を受けられ ました。

 いよいよ十字架につけられようとしていたその時に
 今まで行動を共にしてきた12人の弟子の、ひとりも
 そこにいなかったのです。

 孤独の苦しみを受けてくださったイエス・キリストは、
 私たちが生涯、主なる神と共に生きることができるように
 罪の赦しによる「神との交わりの回復」を与えて下さいました。

 キリストは孤独の苦しみを通られましたが、
 そのことによって、私たちを決して孤独にさせないように
 してくださったのです。
 
 イエス・キリストを信じる者には、
 「神がいつも、その人と共にいてくださる」ように
 してくださったのです。

 【今日の聖書】
 「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
  その名はインマヌエルと呼ばれる。」
 この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。
 マタイによる福音書 1章23節


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