今日のできごと


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2017/12/12(火)



あなたの重荷を主にゆだねよ

 1.ダビデの人生は順風満帆ではなく多くの苦難の連続だった

 ダビデの生涯を聖書から見る時、決してすべてが順調で
 「順風満帆な人生」だったわけではなかったことが、わかります。
 というよりも「厳しい苦難」を幾度となく体験する人生でした。

 詩編を見る時、ダビデの祈りと賛美がそこに記されていますが、
 ダビデは、苦しみの中から主に嘆き求めています。
 その時のダビデは、悩みの中でうろたえ、不安だったと語っています。

 神よ、わたしの祈りに耳を向けてください。
 嘆き求めるわたしから隠れないでください。
 わたしに耳を傾け、答えてください。
 わたしは悩みの中にあってうろたえています。
 わたしは不安です。
 詩編 55編2〜3節

 2.ダビデの苦しみは死の恐怖におののくほどの苦しみ

 ダビデがこの祈りをささげていた時、
 敵はダビデに対して、憤りをもって襲い掛かろうとしていたのです。
 ダビデは死の恐怖に襲われていました。

 敵が声をあげ、神に逆らう者が迫ります。
 彼らはわたしに災いをふりかからせようとし
 憤って襲いかかります。
 胸の中で心はもだえ
 わたしは死の恐怖に襲われています。
 詩編 55編4〜5節

 文字通り「死の恐怖」ですから、敵はダビデの命を狙っていたのです。
 この時ダビデは、恐れてわななき、戦慄に襲われていたと言います。
 大男ゴリアトを倒すほどのダビデが、戦慄に襲われるのですから

 どれほどの苦しみだったことでしょう。
 ライオンや熊と戦っても、勝つことのできたダビデも、
 この時ばかりは、死の恐怖に捕らわれてしまっているのです。

 恐れとわななきが湧き起こり
 戦慄がわたしを覆い
 詩編 55編6節

 3.ダビデは必ず神が助けてくださると信じて祈った

 そんな中でダビデは、主を呼び求めていました。

 わたしは神を呼ぶ。
 主はわたしを救ってくださる。
 詩編 55編17節

 ダビデは、神が必ず自分の声を聞いて下さると信じていました。
 そして「主は私を救ってくださる」と信じていました。
 神が必ず救い出してくださると信じて、祈り求めていたのです。

 夕べも朝も、そして昼も、わたしは悩んで呻く。
 神はわたしの声を聞いてくださる。
 詩編 55編18節

 ダビデは、たとえそこに命を狙おうとする敵が迫っていたとしても
 すべての悩みや恐怖という重荷を、主にゆだねたのです。
 そしてそれを、賛美にして人々に勧めているのです。

 あなたの重荷を主にゆだねよ
 主はあなたを支えてくださる。
 詩編 55編23節(前半)

 むすび. 重荷を主にゆだねて祈ろう

 私たちもダビデと同じように、苦しみを体験することがあります。
 命を狙われることも、あるいはあるかもしれませんが、
 それとはまた別の、様々な苦しみも多々あります。

 その時にどうするでしょうか?
 主にゆだねるのです。
 私の重荷はすべて、主にゆだねて主の助けを待つのです。

 必ず主は、苦しみの祈りを聞き届けて下さり、
 素晴らしい答えを、素晴らしい解決を与えてくださいます。
 今日も、主を信じて素晴らしい答えが待っていることを感謝しつつ

 苦しみ悩みの中からも、祈っていきましょう!
 ダビデはいつまでも、死の恐怖に捕らわれていませんでした。
 主によって力づけられ、そこから立ち上がり、雄々しく進んでいったのです。

 【今日の聖書】
 あなたの重荷を主にゆだねよ
 主はあなたを支えてくださる。
 主は従う者を支え
 とこしえに動揺しないように計らってくださる。
 詩編 55編23節


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