今日のできごと


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2017/11/11(土)



神に喜ばれないもの「占い」

 1.占いは罪

 1.1 占いは明確に禁止されていた

 聖書を読まないと、それが罪であるということがわからないもの、
 学校では罪として、教えられないものがあります。
 その一つが、占いです。

 あなたの間に、自分の息子、娘に火の中を通らせる者、
 占い師、卜者、易者、呪術師、呪文を唱える者、
 口寄せ、霊媒、死者に伺いを立てる者などがいてはならない。
 これらのことを行う者をすべて、主はいとわれる。
 これらのいとうべき行いのゆえに、あなたの神、主は
 彼らをあなたの前から追い払われるであろう。
 申命記 18章10〜12節

 1.2 私たちの周囲には占いが蔓延している

 占いや呪文や霊媒は、神がいとわれることです。
 すなわち、聖書から判断すれば「罪」なのです。してはならないのです。
 けれども、日本中のあちらこちらで占いが行われています。

 テレビでは、今日の運勢が毎日のように流れますし、
 雑誌などにも、星占いのコーナーが設けられていたりします。
 知らず知らずのうちに、占いが日常生活に入り込んでしまっています。

 1.3 占いはとても危険

 しかし、警戒することなく受け入れてしまうことは、非常に危険です。
 占いの言葉は、神から来ていないからです。神の逆から来ています。
 まるで神からの言葉であるかのように見えても、それは神の言葉ではありません。

 神に従うなら、永遠の命に生きることになりますが、
 その逆は、永遠の滅びです。破滅です。終わりのない苦しみです。
 絶対に、永遠の滅びになど、行ってはならないのです。

 2.パウロは占いの霊を追い出した

 2.1 パウロはフィリピで、占いの霊に取りつかれている女奴隷と出会った

 パウロはフィリピで、占いの霊に取りつかれている女奴隷と出会いました。
 占いの霊と言われていますので、占いをする悪霊であることがわかります。
 占いは、悪霊と関係があることがわかります。

 わたしたちは、祈りの場所に行く途中、
 占いの霊に取りつかれている女奴隷に出会った。
 この女は、占いをして主人たちに多くの利益を得させていた。
 使徒言行録 16章16節

 2.2 女奴隷はまるでパウロの味方であるかのように叫んでいた

 この女奴隷は、その町の人々がまだ知らなかった事実を叫んでいました。
 パウロたちが神の僕であるということを、叫んでいました。
 まるで、自分もパウロの味方であるかのような言葉です。

 彼女は、パウロやわたしたちの後ろについて来てこう叫ぶのであった。
 「この人たちは、いと高き神の僕で、
  皆さんに救いの道を宣べ伝えているのです。」
 使徒言行録 16章17節

 2.3 パウロは女奴隷から占いの霊を追い出した

 しかしパウロたちにとって、その叫びは妨害以外の何物でもありませんでした。
 ほめ殺しのような、叫びだったのです。
 パウロはどうしたでしょうか?

 彼女がこんなことを幾日も繰り返すので、
 パウロはたまりかねて振り向き、その霊に言った。
 「イエス・キリストの名によって命じる。この女から出て行け。」
 すると即座に、霊が彼女から出て行った。
 使徒言行録 16章16〜18節

 この女奴隷から、占いの霊を追い出したのです。
 悪霊を追い出すのと同じやり方ですから、占いの霊は
 悪霊であったことが、わかります。

 3.占いは悪霊のなせる業だった

 3.1 女奴隷の主人たちの収入が途絶えた

 その後、どうなったでしょうか?

 ところが、この女の主人たちは、
 金もうけの望みがなくなってしまったことを知り、
 パウロとシラスを捕らえ、
 役人に引き渡すために広場へ引き立てて行った。
 使徒言行録 16章19節

 女奴隷の主人たちは、金儲けの望みがなくなったということです。
 どういうことでしょうか?女奴隷はもはや、占いをして金を儲けることが
 できなくなったということなのです。

 3.2 占いの霊が追い出されたら占いができなくなった

 占いの霊にかれていたからこそ、占えたのであって
 その霊がいなくなってしまった今、女奴隷だけでは占いができなくなってしまった
 そういうことになります。

 それまでは、女奴隷が占いをして金をもらい、それを主人に渡して、
 主人たちが金を儲ける手段としていたのに、パウロが占いの霊を追い出したため
 占いができなくなって、金を得られなくなったのでパウロたちを捕えたのです。

 3.3 占いは悪霊のなせる業だった

 ここからわかるのは、この女奴隷のやっていた占いは
 占いの霊が行っていた業だった、ということです。
 女奴隷に占う力があったのではなく、その中にいた悪霊の力だったのです。

 悪霊のヘッドは、言うまでもなく悪魔です。
 悪魔は、人を神から引き離そうとしています。
 神と人を憎み、人を永遠の滅びへと誘うのが悪魔です。

 占いというのは、人を永遠の滅びへと引きずり込もうとする
 恐ろしい手段なのです。
 その背後には、占いの霊すなわち悪霊がいるのです。

 むすび.占いではなく神の言葉を聴こう!

 興味半分で軽い気持ちで占いに手を出したりしては、危険です。
 占いは、神が禁じられていることです。
 将来どうしたら幸せになれるだろうか、自分は何に気を付ければいいだろうか?

 それを明確に正しく教えてくれるのが、聖書です。
 聖書は、私たちを限りなく愛してくださっている神の言葉です。
 私たちに最高のものを与えてくださる神からの、メッセージです。

 占いではなく、聖書を読んでいきましょう。

 【今日の聖書】
 占いや呪術を行ってはならない。
 レビ記 19章26節(後半)

 愛する者たち、どの霊も信じるのではなく、
 神から出た霊かどうかを確かめなさい。
 偽預言者が大勢世に出て来ているからです。
 ヨハネの手紙一 4章1節


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