今日のできごと
2017/1/4(水)

主の目はどこにでもある
「壁に耳あり障子に目あり」ということわざがあります。
現代社会は、まさにそういう社会です。
至る所に監視カメラが設置されています。
ETCカードで高速に乗れば、
誰が、いつどこで車で高速道路に入ったか、
そしていつどこで高速道路から出たか、一目瞭然です。
スイカやイコカで電車に乗れば、
だれがいつ、どの駅から乗ってどこで降りたのかも
リアルタイムでわかります。また情報として後まで残ります。
ポイントカードで買い物をすれば、
誰がいつどこで何を買ったかが、すべて把握されてしまいます。
ネットショッピングなら、もっと簡単にわかってしまいます。
位置情報を有効にする設定で、スマホを持ち歩けば、
自分が今どこにいるかを、教えているようなものです。
経路検索をすれば、行こうとしている目的地もわかってしまいます。
SNSは、個人情報の自動収集装置と言っても過言ではありません。
日々刻刻と変わるその人の情報を、その人自身が更新してくれるのです。
簡単に、その人の生活パターンや嗜好や思考が入手できるのです。
インターネット上のやりとりは、その仕組みから考えて
ほぼ筒抜けになっているとみていいでしょう。
電子メールも、サイト閲覧記録も筒抜けでしょう。
最近では、脳波で物を動かすという技術も
開発されてきていますので、
近い将来、その人の脳波を受信して、
その人が、今何を考えているか、
何をしようとしているかが、話さなくてもほかの人に
伝わるようになるかもしれません。
プライバシーも何もかも、なくなりつつあります。
すべての個人情報が、掌握されてしまうのです。
もはや、どこにも逃れようがなくなりつつあります。
しかし、よく考えてみれば、神様はそれ以上に
すべてをご存知のお方です。
私たちの心の中の思いを、すべて知っておられるのです。
神様の目から逃れることは、誰もできません。
神様の耳をふさぐことも、もちろんできません。
私たちの思いや考えはすべて、神様が知っておられます。
私たちは、監視カメラを意識して生活するのではなく、
心も思いもすべて見ておられる、神様を恐れかしこみ、
神様に喜ばれる生活をしていくのです。
【今日の聖書】
どこにも主の目は注がれ
善人をも悪人をも見ておられる。
箴言 15章3節