今日のできごと


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2016/9/28(水)


 街の中に、金木犀の香りが漂って来るようになりました。
 何とも言えない甘い香りが、気分を和ませてくれます。
 聖書の中にも、香料が出てきます。

 主なる神が、モーセに対して聖別の油を作るよう命じられた時
 その材料の中に、香料が含まれていました。

 主はモーセに仰せになった。
 上質の香料を取りなさい。
 すなわち、
 ミルラの樹脂五百シェケル、
 シナモンをその半量の二百五十シェケル、
 匂い菖蒲二百五十シェケル、
 桂皮を聖所のシェケルで五百シェケル、
 オリーブ油一ヒンである。
 あなたはこれらを材料にして聖なる聖別の油を作る。
 すなわち、
 香料師の混ぜ合わせ方に従って聖なる聖別の油を作る。
 出エジプト記 30章22〜25節

No. 材料 シェケル kg  
1. ミルラの樹脂 500 5.0 27.1  
2. シナモン 250 2.5 13.6  
3. 匂い菖蒲 250 2.5 13.6  
4. 桂皮 500 5.0 27.1  
5. オリーブ油 1ヒン 3.42 18.6  
(1シェケル=10g, 1ヒン=3.8リットル, オリーブ油の比重0.9換算)

 この聖別の油は、臨在の幕屋やその中のものに注がれ、
 それらを神のために聖別しました。
 聖別の油が注がれたものは、みな聖なるものとなりました。

 あなたがこれらを聖別すると、神聖なものとなる。
 それに触れたものは、みな聖なるものとなる。
 出エジプト記 30章29節

 大祭司アロンと、祭司であるアロンの子らに注いだのも
 この聖別の油でした。

 アロンとその子らにこの油を注いで、
 彼らを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせなさい。
 出エジプト記 30章30節

 アロンとその子供たちは、この聖別の油を注がれ
 神に仕える祭司として、特別に聖別されました。
 一般の人ができない祭司としての務めを、

 油を注がれたアロンの子たちが、行いました。
 聖別の油は、一般の人やものと神のものとを区別するという
 重要な意味を持っていました。

 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。
 聖なる聖別の油は、
 代々にわたってわたしのために使うべきものである。
 出エジプト記 30章31節

 ですから、同じものを勝手に作ったり、
 一般の人に対して使ったりすることは、禁じられていました。

 一般の人の体に注いだり、同じ割合のものを作ってはならない。
 それは聖なるものであるから、聖なるものとして扱いなさい。
 出エジプト記 30章32節

 しかし、今やイエス・キリストによって信じるすべての人に
 聖霊が聖なる油のように注がれ、私たちを聖なるものと
 して下さるのです。

 しかし、あなたがたは聖なる方から油を注がれているので、
 皆、真理を知っています。
 ヨハネの手紙一 2章20節

 特別に選ばれた人だけでなく、信じた人すべてに
 聖霊の油が注がれ、聖なる者としていただくことが
 できるようになったのです。

 すべては、イエス・キリストの十字架による
 あがない、すなわち罪のゆるしのお陰なのです。

 【今日の聖書】
 しかし、いつもあなたがたの内には、
 御子から注がれた油がありますから、
 だれからも教えを受ける必要がありません。
 この油が万事について教えます。
 それは真実であって、偽りではありません。
 だから、教えられたとおり、御子の内にとどまりなさい。
 ヨハネの手紙一 2章27節


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