今日のできごと
2016/9/22(木)

昨夜は祈祷会でした。
昨日の聖書箇所は、ヨハネの黙示録の2章12〜17節で、
ペルガモンの教会への忠告でした。
1.ペルガモン教会は、迫害に負けない教会だった
1.1 ペルガモンにはサタンの王座があった
「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。
そこにはサタンの王座がある。
ヨハネの黙示録 2章13節前半
ペルガモンにはサタンの王座があると、記されています。
神に背くものの最たるものの王座が、そこにありました。
その影響力は、どれ程大きかったことだろうと思います。
サタンは、神に従うものに手出しはできませんが
罪から離れようとしない人々に対しては、付け込んできます。
そして、自分の勢力の中に封じ込めてしまうのです。
1.2 アンティパスは殉教した
そして自分の思い通りに、手下のように動かそうとしてきます。
ペルガモンの教会では、アンティパスという信仰者が
サタンからの迫害者によって、殺されてしまいました。
しかし、あなたはわたしの名をしっかり守って、
わたしの忠実な証人アンティパスが、
サタンの住むあなたがたの所で殺されたときでさえ、
わたしに対する信仰を捨てなかった。
ヨハネの黙示録 2章13節後半
1.3 教会は信仰を守り通した
しかし、アンティパスが殺されても、
ペルガモンの教会の人々は、信仰を捨てませんでした。
外部からの迫害は、教会の人々の信仰を覆すどころか
逆に教会を強める結果をもたらしました。
迫害にも負けない教会、それがペルガモン教会でした。
アンティパスの殉教は、ペルガモン教会をびくともさせませんでした。
2.ペルガモン教会の危機は、内部からやってきた
2.1 バラムの教えが教会に入り込んだ
しかしペルガモン教会は、危機的状況でした。
迫害にも負けなかった教会の、いったい何が
危機的状況を招いていたのでしょうか?
それは、間違った教えの存在でした。
「バラムの教え」と言われているものが、
教会の中に入り込んできていました。
しかし、あなたに対して少しばかり言うべきことがある。
あなたのところには、バラムの教えを奉ずる者がいる。
ヨハネの黙示録 2章14節(前半)
2.2 バラムの教えは偶像と淫乱をもたらした
それは偶像に関係することであり、
性的に、みだらなことをさせるものでした。
そのような教えをもたらすものが、存在していたのです。
バラムは、イスラエルの子らの前に
つまずきとなるものを置くようにバラクに教えた。
それは、彼らに偶像に献げた肉を食べさせ、
みだらなことをさせるためだった。
ヨハネの黙示録 2章14節(後半)
人間の最も弱いところは、その内側にある欲望です。
欲望の制御がきかないと、罪に至ります。
欲望は、制御されなければならないものです。
そして、欲望ははらんで罪を生み、
罪が熟して死を生みます。
ヤコブの手紙 1章15節
バラムの教えは、逆に欲のままに
性的にみだらなことをさせるものでした。
こんな教えが、教会内部に入り込んでしまっていたのです。
2.3 ペルガモン教会の危機は間違った教えの存在だった
すべてみだらな者、汚れた者、また貪欲な者、
つまり、偶像礼拝者は、
キリストと神との国を受け継ぐことはできません。
このことをよくわきまえなさい。
エフェソの信徒への手紙 5章5節
教会にとっての、一番の危機は何でしょうか?
それは、教えの混乱です。教えが変えられてしまうこと
これが教会の一番の危機です。
教会が、イエス・キリストのことを一切語らなくなったら
それはもはや、教会ではありません。
「道徳的に良いことを行いましょう」という善行の勧めだけで
キリストの十字架も、復活も、再臨も、永遠の命も語らなかったら
また、罪の悔い改めを語らなかったら、それはもはや
キリストの教会ではありません。骨抜きになってしまうのです。
教会から神の正しい教えを取ってしまえば、
教会ではなくなってしまいますが、逆に、
間違った教えを付け加えてしまっても、教会ではなくなります。
たとえば、救われるためには、キリストの十字架を信じることと
それに加えて「律法の行いも必要だ」などと、間違った教えを
付加してしまったら、これはもはや教会ではなくなってしまいます。
3.ペルガモン教会にとって悔い改めが必要だった
3.1 間違った教えを悔い改めよ
イエス様は、バラムの教えを奉じている人たちを、
見捨てられていませんでした。
悔い改めるように、促しています。
一旦、バラムの教えに足を踏み入れてしまった後でも
そこから、抜け出せばよいのです。
悔い改めて、再び正しいイエス様の教えに立ち返ればよいのです。
ここが重要です。
私はバラムの教えを奉じてしまったから、もうだめです
ではないのです。悔い改めれば、救いのチャンスは再び訪れます。
3.2 悔い改めなければイエス様ご自身が戦われる
「どうせもうだめだから、このままでいい」とか、
「いや、バラムの教えの方が、楽だから良い」とか、
「欲望に生きたって良いじゃないか」などと言っていたら
イエス・キリストご自身が、介入されると言われています。
だから、悔い改めよ。
さもなければ、
すぐにあなたのところへ行って、
わたしの口の剣でその者どもと戦おう。
ヨハネの黙示録 2章16節
3.3 勝利を得るものには大きな報いが待っている
神の願いは、ペルガモン教会の人々すべてが救われることでした。
間違ったバラムの教え、ニコライ派の教えに惑わされ
救いから落ちてしまうことを、止めようとなさいました。
間違った教えからすぐにでも離れ、
救いの道を進むよう願っておられました。
惑わされずに信仰を守り通すべきこと、
そうすれば、最後には必ず大きな報いがあることを
約束してくださっています。
耳ある者は、“霊”が諸教会に告げることを聞くがよい。
勝利を得る者には隠されていたマンナを与えよう。
また、白い小石を与えよう。
その小石には、これを受ける者のほかには
だれにも分からぬ新しい名が記されている。」』
ヨハネの黙示録 2章17節
むすび.
教会にとって最も大切なのは、
イエス・キリストの十字架による、罪からの救いの教えです。
キリストの十字架と復活が最も大切だと、パウロは語っています。
最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、
わたしも受けたものです。
すなわち、キリストが、
聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、
葬られたこと、また、
聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、
ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。
コリントの信徒への手紙一 15章3〜5節
これが決して、揺るがされないように、
この教えが、骨抜きになってしまわないように、
またおかしなものが、付け加わってしまわないように、
いつも正しく聖書を読んで、惑わされないように祈り続けましょう!
【今日の聖書】
この書物の預言の言葉を聞くすべての者に、
わたしは証しする。
これに付け加える者があれば、
神はこの書物に書いてある災いをその者に加えられる。
また、この預言の書の言葉から何か取り去る者があれば、
神は、この書物に書いてある命の木と聖なる都から、
その者が受ける分を取り除かれる。
ヨハネの黙示録 22章18〜19節