今日のできごと
2016/8/16(火)

創世記によると、最初の人アダムとエバの子供は
カインとアベルであることが、わかります。
兄カインと弟アベルが、それぞれ神に献げ物をしています。
時を経て、
カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。
創世記 4章3節
カインは、土の実りを主のもとに献げ物として持って来ます。
アベルも献げ物を持ってきます。
アベルの献げ物は、羊の中の肥えた初子でした。
アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。
主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
創世記 4章4節
「肥えた」と訳されている単語には、
「脂肪,肥えた,太った,選り抜きの部分,最上部,豊かさ」
という意味があります。
主なる神様は、アベルとその献げ物に目を留められます。
しかし、カインとその献げ物には目を留められませんでした。
カインは激しく怒ります。
カインとその献げ物には目を留められなかった。
カインは激しく怒って顔を伏せた。
創世記 4章5節
なぜ目を留められなかったのでしょうか?
次の聖書の言葉から、想像できます。
主はカインに言われた。
「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
もしお前が正しいのなら、
顔を上げられるはずではないか。
正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、
お前を求める。
お前はそれを支配せねばならない。」
創世記 4章6〜7節
「もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。」
と言われているところを見ると、
カインは正しいことをしていなかったことがわかります。
神に献げ物をしているのに、
その行為が「正しくない行為だった」ということです。
カインの献げ物に、問題があったことが伺えます。
アベルの献げ物に注目すると、
「羊の群れの中から肥えた初子を持って来た」とあるように
最高のものを神のために選び取って、献げていることがわかります。
神に献げるということがどういうことであるか、
アベルは理解していました。
神には、自分の持っている最高のものを献げるということを
アベルは理解して、それを実行に移したのです。
神様も、私たちに対して最高のものを与えてくださいました。
それが、イエス・キリストです。
ひとり子イエス・キリストを、私たちに与えてくださるほど
わたしたちひとりひとりを、愛してくださったのです。
その神様に私たちは、今日何を献げるでしょうか?
【今日の聖書】
神は、その独り子をお与えになったほどに、
世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、
永遠の命を得るためである。
ヨハネによる福音書 3章16節