今日のできごと
2016/8/15(月)

今日は終戦記念日です。
教会では「信教の自由を守る日」として祈る日としています。
戦争は、国家間の争いです。争いの原因は、憎しみです。
憎しみの原因は、怒りです。
腹を立てること、人に対して怒ることは、
憎しみを呼び、憎しみは争いとなっていきます。
神は「人に対して腹を立てること」を、禁じています。
罪を行う人を戒めることは、必要で大事なことですが、
罪を行う人に向かって、腹を立ててはならないのです。
その人が、自発的に罪から離れるように導くのが最善です。
イエス様は、徴税人ザアカイに向かって、
腹を立てたり、怒ったりしていません。
「ザアカイお前のやっていることはおかしい、
すぐに不正な取り立てをやめなさい!
ため込んでいる財産を、貧しい人にも施してあげなさい」
とはおっしゃらなかったのです。
強制は、人を変えません。
イエス様がおっしゃられたのは、次の一言です。
「ザアカイ、急いで降りて来なさい。
今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」
ルカによる福音書 19章5節(抜粋)
イエス様のこの一言で、ザアカイは変わりました。
ザアカイは、罪から離れる決心をしました。
イエス様の愛が、彼の心を変えたのです。
「主よ、わたしは財産の半分を貧しい人々に施します。
また、だれかから何かだまし取っていたら、
それを四倍にして返します。」
ルカによる福音書 19章8節(抜粋)
イエス様は、人格をとても大切に取り扱っておられます。
それは、放蕩息子のたとえにも表れているものです。
放蕩息子の父は、決して息子に腹を立てていませんでした。
「おまえは、なんてだめなやつなんだ!」という言葉は
どこにも出てこないのです。
放蕩に身を持ち崩しても、決して人格を否定していないのです。
【今日の聖書】
しかし、わたしは言っておく。
兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。
兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、
『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。
マタイによる福音書 5章22節