今日のできごと
2016/6/19(日)

ユダの王、ゼデキヤの時代に、エレミヤという預言者がいました。
役人たちは、エレミヤが預言している内容に憤り、
エレミヤを死刑にしてほしいと、王に願います。
王は役人たちには反対できず、エレミヤを彼らに任せてしまいます。
役人たちは、エレミヤを、水が枯れて泥が溜まった水溜に
綱でつり降ろしてしまいます。
そこで、
役人たちはエレミヤを捕らえ、
監視の庭にある王子マルキヤの水溜めへ綱でつり降ろした。
水溜めには水がなく泥がたまっていたので、
エレミヤは泥の中に沈んだ。
エレミヤ書 38章6節
水もなく食べ物もない水溜の中で、エレミヤは泥の中に沈みます。
そのままでは死んでしまうところでしたが、
宦官エベド・メレクによって、引き上げられ助け出されました。
エレミヤは、神の言葉を正しく語り伝えていました。
しかし、人々はそれを受け入れることができず、
逆にその言葉に対して憤り、エレミヤを殺そうとしたのです。
神の言葉を語るということは、そういうことなのです。
とても受け入れがたいという人々からは、反対され傷つけられることを
覚悟で語らなければなりません。
一番反対されることは、やはり罪に関することでしょう。
聖書の中で罪とされているものを、罪でないとすることはできません。
罪は悔い改めて、離れ去るべきものです。
尊い存在として造られている私たちは、
それを台無しにしてしまう罪を、捨てて離れ去る必要があります。
罪の指摘は厳しいですが、決して人格を否定するものではありません。
悔い改めた後の恵みは、それにも増して素晴らしいのです。
たとえ受け入れがたくても、神の言葉を素直に聞いて受け入れ、
神の憐れみと恵みを体験する、そういう人生を送り続けていきましょう。
【今日の聖書】
「主はこう言われる。
この都にとどまる者は、剣、飢饉、疫病で死ぬ。
しかし、出てカルデア軍に投降する者は生き残る。
命だけは助かって生き残る。
主はこう言われる。
この都は必ずバビロンの王の軍隊の手に落ち、
占領される。」
エレミヤ書 38章2〜3節