今日のできごと
2016/6/1(水)

今日は祈祷会でした。
今日のメッセージは、エステル記7章からでした。
7章では、いよいよエステル側の大逆転が、決定的になります。
「王よ、もしお心に適いますなら」と王妃エステルは答えた。
「もし特別な御配慮をいただき、私の望みをかなえ、
願いを聞いていただけますならば、
私のために私の命と私の民族の命をお助けいただきとうございます。
エステル記 7章3節
<あらすじ>
エステルは、王に自分たちの命を助けてほしいと訴えました。
ここが、エステル記の一番核心の部分です。
エステルが最も訴えたかった言葉を、ついに王に語ったのです。
王は、エステルに尋ねます。
「誰がそのようなことをたくらんでいるのか」(5節)
エステルは答えます「その恐ろしい敵とは、この悪者ハマンです」(6節)
今まで、自分の地位と財産に有頂天になっておごり高ぶっていた
ハマンの悪事が、王の前に暴露されることになりました。
エステルの訴えに王は怒ります。ハマンは恐れおののきます。
ハマンはエステルに命乞いをしますが、返ってそれが王の誤解を招き
ついに、自分がモルデカイを殺そうとして立てた柱に
ハマン自身がつるされてしまうことになります。
エステルは、ハマンによって命が奪われるところでしたが
王に憐れみを求め、王がそれに答えてハマンを処罰し
エステルは助けられたのです。
エステルの力では、ハマンに太刀打ちはできませんでした。
腕力的にはもちろんですが、ハマンの持っていた権威は
大臣の中で最大でした。王の次に権威を持っていたのです。
エステルはモルデカイに言われた通り、王に助けを求めました。
ハマンの悪だくみを撤回できるのは、王だけだったからです。
いかに権威があるハマンと言えども、王の権威には勝てなかったのです。
私たちの王は、どなたでしょうか?
わたしの王、わたしの神よ
助けを求めて叫ぶ声を聞いてください。
あなたに向かって祈ります。
詩編 5編3節
私たちの王は、人間ではなく主なる神様です。
あらゆる問題、危機的な問題に直面したときに
私たちは、私たちの王である神に向かいます。
王である神に助けを叫び求め、神の助けを待ちます。
そのとき、エステルが助け出されたように、
また私たちも必ず、助け出されると信じます。
私たちのすることは何でしょうか?
王である神に、助けを求めることです。
私たちの祈りとは、王である神に助けを求めることなのです。
【今日の聖書】
わたしの王、わたしの神よ
助けを求めて叫ぶ声を聞いてください。
あなたに向かって祈ります。
詩編 5編3節
悪事を働く者に怒りを覚えたり
主に逆らう者のことに心を燃やすことはない。
悪者には未来はない。
主に逆らう者の灯は消える。
箴言 24章19〜20節