今日のできごと
2016/5/29(日)

聖書には、今の私たちにはちょっと考えられないようなことも
記されています。その中のひとつに、悪霊の追い出しがあります。
さらにもうひとつに、病人の癒しもあります。
1.宣教には、悪霊の追い出しと病人の癒しが伴っていた
@イエス様に遣わされた12人も悪霊を追い出し病人をいやした
イエス様は、12人を2人づつ組みにして遣わされました。
彼らは人々を悔い改めさせるために、宣教をしましたが
同時に悪霊を追い出し、病人をいやしました。
十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。
そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。
マルコによる福音書 6章12〜13節
彼らの宣教には、悪霊の追い出しと病人の癒しが
伴っていました。
宣教と悪霊の追い出しと病人の癒しは、セットだったのです。
Aイエス様の召天後も継続している
そしてそれは、イエス様の召天後も同じでした。
イエス様が地上を歩まれた期間だけで終わったのではなく
イエス様が天に帰られた後も、続いています。
一方、弟子たちは出かけて行って、至るところで宣教した。
主は彼らと共に働き、彼らの語る言葉が真実であることを、
それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった。
マルコによる福音書 16章20節
キリストの召天後、弟子たちは宣教しましたが、
主が彼らと共に働いてくださって、彼らの語る言葉が真実であることを、
それに伴うしるしによって、はっきりとお示しになられたのです。
Bそれに伴うしるしは、悪霊の追い出しと癒し
マルコによる福音書16章20節に記されている
「それに伴うしるし」とは、悪霊の追い出しや癒しであったことが
使徒言行録をみるとわかります。
また、エルサレム付近の町からも、
群衆が病人や汚れた霊に悩まされている人々を連れて集まって来たが、
一人残らずいやしてもらった。
使徒言行録 5章16節
単に言葉だけで宣教していっていないことがわかります。
宣教としるしは、初代教会ではセットだったのです。
使徒言行録には、そのことが繰り返し記されています。
2.使徒言行録にみる、悪霊の追い出しと病人の癒し
@ペンテコステ直後
すべての人に恐れが生じた。
使徒たちによって多くの不思議な業としるしが行われていたのである。
使徒言行録 2章43節
ペンテコステの日に3000人が洗礼を受け、仲間に加わりますが
彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに
熱心でした。
と同時に、多くの不思議な業としるしも行われていたのです。
3章には「美しい門」という神殿の門のそばに置いてもらっていた
生まれながら足の不自由だった男が癒されたことが記されています。
このことを通して、人々は驚き集まってきて、(使徒3:11)
ペトロとヨハネの語った言葉を聞いて、キリストを信じます。
その結果、キリストを信じる男の数が5000人になったのです。(4:4)
Aアナニアとサフィラ事件のあと
使徒たちの手によって、
多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われた。
使徒言行録 5章12節
アナニアとサフィラは、教会の中で偽証をしました。
夫婦が一致して、事実を隠して教会をだましたのです。
ペトロはそれを神に教えていただき、指摘します。
すると、ふたりとも命が絶えてしまいます。
これも不思議な業のひとつに数えられるかもしれませんが、
その後も、使徒たちの手によって、
多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われていったのです。
Bパウロの伝道旅行
それでも、二人はそこに長くとどまり、主を頼みとして勇敢に語った。
主は彼らの手を通してしるしと不思議な業を行い、
その恵みの言葉を証しされたのである。
使徒言行録 14章3節
パウロとバルナバは、第一回伝道旅行に出かけますが、
その中でも次々と、しるしと不思議な業が行われていきました。
そして彼らの語っていた言葉の真実が、実証されていったのです。
3.しるしと不思議が行われるよう求めて祈っている
人々は祈りの中で、しるしと不思議が行われるようにと、
求めて祈っていたということが、使徒言行録には記録されています。
神様がしるしと不思議な業を行わせてくださっていたのですが、
人々側からも、行わせてくださいと求めていたのです。
主よ、今こそ彼らの脅しに目を留め、あなたの僕たちが、
思い切って大胆に御言葉を語ることができるようにしてください。
どうか、御手を伸ばし聖なる僕イエスの名によって、病気がいやされ、
しるしと不思議な業が行われるようにしてください。」
使徒言行録 4章29〜30節
思い切って大胆に語ることができるようにしてくださいと求め、
さらに、イエスの名によって、病気がいやされ、
しるしと不思議な業が行われるようにしてくださいと、求めています。
求めたときに、使徒言行録5章12節にあるように、
使徒たちの手によって、
多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われていったのです。
むすび.
使徒の時代には、言葉による宣教がしるしと不思議によって
実証されていたことがわかります。
イエス・キリストは、昨日も今日もいつまでも変わりません。
ですから、今の私たちも宣教に伴って、
しるしと不思議な業を行うことは十分可能なのです。
できないと信じるのではなく、できると信じて実行に移しましょう!
そして、素晴らしい神様のわざを体験して、
栄光を神にお返ししていきましょう!
【今日の聖書】
十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。
そして、多くの悪霊を追い出し、
油を塗って多くの病人をいやした。
マルコによる福音書 6章12〜13節