今日のできごと
2016/5/14(土)

今日は、山陰合同銀行特別顧問で松江商工会議所会頭の
古瀬誠氏の講演を聞きに行ってきました。
タイトルは「企業としての社会貢献」です。
普通の社会貢献の話だろうと、あまり期待していなかったのですが
話を伺ってみると、ご自身の体験談を中心にしたお話で
はっきりいって感動しました。
高校生の時、砲丸投げの球が直撃して右半身不随になったこと
しかしそこから復帰して、体が動くようになったものの
今度は、輸血によるC型肝炎感染で、インターフェロンによる過酷な治療。
いつ命が尽きるかわからないということを体験的に知り
今を全力で生きることをモットーに、今与えられている仕事を
どんな仕事でもやるしかないという気持ちで、やっていくということ
家庭を愛し、銀行を愛し、地域を愛する
そこから、家庭を銀行を地域を何とかしないといけないという
情熱が沸き上がり、それが原動力になってものを動かし変えていくということ
地方は従来、国からの補助で何とかやってきた
施しをいただいて進んできたが、国はもうできないところにきてしまった
地方は地方でやってくれ、それが「地方創生」
今地方には自主自立が求められている
個人個人が何ができるかを考え、それを結集させて戦略的にやっていく
個人の力が0(何もない)のひとはひとりもいないんだ
すごいことを言っているな!と感動していたら
前置きが長くなってしまいましたが、これから本論を話します
とのことで、一気に話に引きずり込まれてしまいました。
社会貢献の本論もまた、すごく教えられました。
簡単に言えば、@環境問題解決のために「森を守る」働きをはじめたこと
A格差社会の是正のために、従来月2万円ももらえていなかった障がい者を
自立できる給与を与えられるような仕事をしてもらうために
絵を描けるように訓練し、その絵をデザインに採用したこと
B教育面では、私塾を開き子供たちの成長を促していること
本当によく考えてこられたんだなあと感心してしまいました。
特に障がい者雇用に関しては、なるほどそういう方法があったか
と教えられました。私自身もそこまでは考えつきませんでした。
それらを考えついただけでなく、実際に実現していることに
感動し驚きました。すべてがすべて賛同できるわけではなかったですが、
大変ためになる話だったと思います。
【今日の聖書】
コリントの信徒への手紙1 13章1節
たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、
愛がなければ、わたしは騒がしいどら、やかましいシンバル。