今日のできごと
2016/4/20(水)

今日は、夜7時半から祈祷会がありました。
祈祷会では、エステル記を読んでいます。
クセルクセス王の時代に、ユダヤ人滅亡の危機がやってきます。
それを救ったのがエステルです。エステルは命がけの行動に出ました。
国の法律に「王宮の内庭におられる王に、召し出されずに近づく者は、
男であれ女であれ死刑に処せられる」と定められていましたが、エステルは
それを実行に移したのです。
王に「ユダヤ人絶滅の触れ書き」を無効にすることを願うためでした。
その行動の背後にはスサにいる全ユダヤ人の断食の祈りがありました。
もちろん、エステルも断食してことに臨んでいます。
エステルは育ての親であるモルデカイに、こう書き送っています。
「早速、スサにいるすべてのユダヤ人を集め、私のために三日三晩断食し、
飲食を一切断ってください。私も女官たちと共に、
同じように断食いたします。
このようにしてから、定めに反することではありますが、
私は王のもとに参ります。
このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」
決死の覚悟でことに臨んだのです。
しかし、エステルは助かりました。
次のような法律の例外条項が、王によって実行されたからでした。
「ただ、王が金の笏を差し伸べられる場合にのみ、
その者は死を免れます。」
王は庭に立っている王妃エステルに、金の笏を差し伸べたのです。
エステルは命がけでユダヤ人を、絶滅から救いました。
イエス・キリストは、十字架で命をお捨てになって、
世界中の人々が救われる道を、開かれたのです。
【今日の聖書】
それから三日目のことである。
エステルは王妃の衣装を着け、王宮の内庭に入り、
王宮に向かって立った。
王は王宮の中で王宮の入り口に向かって王座に座っていた。
エステル記 5章1節