私たちは、自分の住んでいる地域のいろいろな商業施設を利用します。
　スーパーであったり、ガソリンスタンドであったり
　ホームセンターであったりしますが、頻繁に利用しています。

　けれども自分の街にありながら、ほぼ使わない商業施設があります。
　ホテルや旅館です。松江にもたくさんありますが、
　たくさんあっても自分の家がありますから、使いません。

　お客さんが来たときに、そこに泊まっていただくことはありますが
　自分で泊まることは、まずありえません。
　ですから、どのホテルや旅館に泊まっていただくのが良いか

　自分の利用経験が使えません。
　ホテルのパンフレットや観光案内の説明や写真を参考にして
　決めるしかありません。

　旅行に行って遠くの街へ行ったら、必ず使うのに
　自分の街では、絶対に使わないのがホテルです。
　ですから転居して初めて、そこのホテルを使うということになります。

　そして初めて、そこの使い心地がわかるのです。
　なるほど、こんなきれいな部屋だったのか、
　こういうおいしい食事だったのか、とわかるようになります。

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　私たちが、自分自身を見るときもそうでしょう。
　自分の顔かたちや姿は、自分では見れません。
　人の顔はいつも見ているのに、自分の顔は見えません。

　自分の良さや尊さにも、気づきません。
　あの人はすごい、あの人も素晴らしい、でも自分は．．．
　という思いになってしまいがちです。

　しかし、神様の目から見たらどうでしょう？
　神様の目から見たら、尊くない人などどこにもいないのです。
　誰もが、神に造られた最高傑作なのです。

　【今日の聖書】
　神は御自分にかたどって人を創造された。
　神にかたどって創造された。
　男と女に創造された。
　創世記　１章２７節