15
神様の恵みにただ感謝
  (94歳)

(高齢のために、息子さんが替わりに証しをされました。)

 母ウメヨは明治42年に広島で生まれ、今年94歳になります。私が小さいころには、クリリスマスの日にいつもプレゼントをしてくれました。

私は22歳のときにクリスチャンになりました。母にはすぐに聖書を送りました。字の読めない母は、「キリシタンになれば、はりつけにされる」と本当に心配していました。両親が大阪に移って来てからは、両親の家で家庭集会も開いたことがありました。

名古屋に移ってからも、母が大阪に来たときにはかならず教会に連れてゆきました。母は仏教徒で昔からお大師様を信仰していましたが、みことばを素直にいつも聞いてくれました。

今年の1月に母は大病を患い、意識も朦朧となり危篤状態に陥りました。すぐに病院に駆けつけ、母の頭に手を置いて祈ったところ奇跡的に回復しました。枚方に呼び寄せ一緒に暮らすうちに母はますます元気になりました。

宇治教会の礼拝にも一緒に出席するようになり、小出先生から個人伝道を受けました。そしてバプテスマの決心をしたようです。

あるとき母が「私は罪が多く、自分がどこへ行くのかわからない。行くところがない。」と言い出したので驚きました。母は罪深さを自覚していました。ですから、イエス様の救いがよくわかったようです。

母に次のみことばを贈ります。「しかし、罪の増し加わるところには、恵みも満ちあふれました。」(ロマ5:20)

☆ ☆ ☆ ☆

「罪深い私を教会の皆様が受け入れてくださりありがとうございました。」と、バプテスマ後、ご挨拶された謙虚なお姿がたいへん印象的でした。(牧師) 

2003年7月6日