死んでしまったのにペトロを呼びに行った
タビタは病気で死んでしまいます。
ところが、そのころ病気になって死んだので、
人々は遺体を清めて階上の部屋に安置した。
使徒言行録 9章37節
しかし弟子達は、リダにペトロがいることを知り
ペトロに急いで来てくれるように、頼むのです。
そしてペトロは、タビタを生き返らせることになるのです。
ということは、弟子達は
「ペトロは、死んだ人をも生き返らせることができる」
と、認識していたのではないでしょうか?
単に
「死んでしまったから、遺族たちを慰め励ましに来て欲しい」
という思いでペトロを呼んだのではなく、
「死んでも、ペトロなら生き返らせてくれるのではないか」
という一縷の望みを抱いて、ペトロを招いたのではないかと
考えられるのです。
ということは、それほどペトロを通してなされていた
病気の癒しや、悪霊からの解放の神のみ業が
著しかったと、推測されます。
もちろんペトロの力ではなく、神の力によるものでしたが
聖霊に満たされて働くということは、こういうことを起こせるんだということを
如実に示していると言えます。そしてそれは、今でも起こり得るのです。
【今日の聖書】
リダはヤッファに近かったので、弟子たちはペトロがリダにいると聞いて、
二人の人を送り、「急いでわたしたちのところへ来てください」と頼んだ。
使徒言行録 9章38節