ペトロの活躍I
天使の手によって、牢を脱出したペトロは
マルコと呼ばれていたヨハネの、母マリアの家に行き、
主が牢から連れ出してくださった次第を説明してから、去っていきました。
ペトロは、主が牢から連れ出してくださった次第を
しっかりと詳しく、教会の人たちに説明しています。
もしこの時ペトロが説明していなかったら、どうだったでしょうか?
人々は、どうやってペトロが脱出できたのかわからないままでした。
使徒言行録12章4〜11節のペトロ脱出の記述も、聖書の中になかったことでしょう。
神が何をなして下さったかが、ペトロ以外にはわからないままだったのです。
ペトロが、きちんと教会に自分の身に起きた事を報告したからこそ
ペトロに神が何をして下さったかが、教会全体に共有され
神の素晴らしさを教会全体が知り、教会全体が神をほめたたえることになったのです。
【今日の聖書】
ペトロは手で制して彼らを静かにさせ、
主が牢から連れ出してくださった次第を説明し、
「このことをヤコブと兄弟たちに伝えなさい」と言った。
そして、そこを出てほかの所へ行った。
使徒言行録 12章17節