必ずしも素晴らしい説教が人を救うというのではない
ステファノは、信仰と聖霊に満ちていました。(使徒6:5)
ステファノは襲われ捕らえられ、最高法院に引いて行かれました。
そこで彼は語り始めるのです。
旧約聖書を引用して、実に的確に順序正しく語るのです。
そして最後に、「救い主イエス・キリストをあなた方が殺してしまった」
という意味合いの言葉で、締めくくります。
いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。
彼らは、正しい方が来られることを預言した人々を殺しました。
そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった。
天使たちを通して律法を受けた者なのに、それを守りませんでした。」
使徒言行録 7章52〜53節
人々はどうしたでしょうか?
的確な素晴らしいメッセージを聞いて、彼らは悔い改めて救われたでしょうか?
違うのです。
人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。
使徒言行録 7章54節
全く逆でした。激しく怒ったのです。
正しく的確なメッセージが語られましたが、誰一人として悔い改めず
逆に激しく怒り、最終的にステファノも殺してしまうのです。
【今日の聖書】
人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。
使徒言行録 7章54節