イエスを幽霊と間違えた弟子達
5つのパンと2匹の魚で、男だけで5000人いた群衆を
満腹させるという奇蹟を行った後、イエスは弟子達を舟に乗り込ませられます。
そして、向こう岸へ先に行かせます。
それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、
向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。
マタイによる福音書 14章22節
ところが舟は、逆風のため波に悩まされて、
湖上で、なかなか進まず立ち往生していたようです。
ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、
逆風のために波に悩まされていた。
マタイによる福音書 14章24節
夜が明ける頃まで、波に悩まされていたのですが、
そこにイエスが、湖上を歩いてやってくるのです。
夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。
マタイによる福音書 14章25節
湖上を歩く人影を見て、弟子達は恐怖のあまり叫び声をあげます。
「幽霊だ!」と。
弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、
「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。
マタイによる福音書 14章26節
しかし、イエスは語りかけます。
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」
イエスはすぐ彼らに話しかけられた。
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」
マタイによる福音書 14章27節
一晩中湖上で波に悩まされ、夜が明けてきてしまったという
そういう状況で、弟子達は疲労困憊していたと思います。
そんな時に、湖上に人影が現れ近づいてきたらどうでしょうか?
屈強な男たちが何人いたとしても、やはり恐いものは怖かったことでしょう。
しかし湖上の人は、イエスだったのです。
恐れる必要は、まったくなかったのです。
【今日の聖書】
イエスはすぐ彼らに話しかけられた。
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」
マタイによる福音書 14章27節