今日のできごと


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2024/7/20(土)

 

アタルヤの悪による支配も終わった

1.アタルヤはイゼベルの罪を南ユダ王国にもたらした

 アタルヤは、北イスラエル王国の王妃イゼベルの娘でしたが、
 南ユダ王国のヨラム王に嫁いで、南ユダ王国の王妃になります。
 アタルヤは、その母イゼベルの罪を受継いで南ユダ王国に悪をもたらします。

 アタルヤの息子アハズヤが王になると、アハズヤ王はアハブの家の道を歩むようになり、
 アハブの家と同じように、主の目に悪とされることを行ってしまいます。

 アハズヤは二十二歳で王となり、一年間エルサレムで王位にあった。
 その母は名をアタルヤといい、イスラエルの王オムリの孫娘であった。
 アハズヤはこのようにアハブの家と姻戚関係にあったため、
 アハブの家の道を歩み、アハブの家と同じように主の目に悪とされることを行った。
 列王記下 8章26〜27節

2.アタルヤは息子アハズヤが死ぬと王族を皆殺しにしようとした

 アハズヤは二十二歳で王となり、一年間エルサレムで王位にあったのですが
 イエフの軍勢に追われて、殺されてしまいます。
 その時アタルヤは、息子が死んだのを見て直ちに王族をすべて滅ぼそうとするのです。

 アハズヤの母アタルヤは息子が死んだのを見て、直ちに王族をすべて滅ぼそうとした。
 列王記下 11章1節

 他の王族を皆殺しにして、自分だけで国を治めようとするのです。
 「この国は私のもの、私が支配する」という思いが、伺い知れます。

3.悪をおこない続けていたアタルヤは最後に殺されてしまった

 アハズヤの子ヨアシュは、密かにかくまわれたためアタルヤに殺されずに済みました。

 こうして、アタルヤが国を支配していた六年の間、ヨアシュは乳母と共に主の神殿に隠れていた。
 列王記下 11章3節

 そしてヨアシュはその後、祭司ヨヤダの手によって王になるのです。

 そこでヨヤダが王子を連れて現れ、彼に冠をかぶらせ、掟の書を渡した。
 人々はこの王子を王とし、油を注ぎ、拍手して、「王万歳」と叫んだ。
 列王記下 11章12節

 アタルヤはその状況を目の当たりにし、「謀反だ」と叫びます。

 アタルヤは近衛兵と民の声を聞き、主の神殿の民のところに行った。
 彼女が見ると、慣例どおり柱の傍らに王が立ち、その傍らには将軍たちと吹奏隊が立ち並び、
 また国の民は皆喜び祝い、ラッパを吹き鳴らしていた。
 アタルヤは衣を裂いて、「謀反、謀反」と叫んだ。
 列王記下 11章13〜14節

 しかし捕らえられてしまい、最後は王宮で殺されてしまうのです。

 彼らはアタルヤを捕らえ、馬の出入り口を通って王宮に連れて行った。
 彼女はそこで殺された。
 列王記下 11章16節

むすび.悪政を行っていたアタルヤの支配も突然終わりを告げた

 自分のやりたい放題を行い、都合の悪い人間を同じ王族なのに皆殺しにするような
 ひどいやり方で、6年間も国を支配していたアタルヤでしたが
 やがて彼女は殺されてしまい、その圧政も終わりをつげるのです。

 こうして、国の民は皆喜び祝った。
 アタルヤが王宮で剣にかけられて殺された後、町は平穏であった。
 列王記下 11章20節

 アタルヤが死ぬと、町はどうなったでしょうか?
 国の民は喜び祝い、町に平穏が戻ったのです。
 アタルヤは、悪をやりたい放題やり続けることはできませんでした。

 神がその悪を裁かれて、祭司ヨヤダの手によって終わらせたのです。

 【今日の聖書】
 こうして、国の民は皆喜び祝った。
 アタルヤが王宮で剣にかけられて殺された後、町は平穏であった。
 列王記下 11章20節


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