サウルの命をとらなかったダビデ
1.ダビデはサウルの居場所を見つけた
ダビデはサウル王から命を狙われ、転々と居場所を変えています。
ダビデがジフの荒野にいた時、ダビデを追跡してきたサウル王の
寝ている場所を、ダビデは見つけ出します。
ダビデは立って、サウルが陣を敷いている所に近づき、
サウルとサウルの軍の司令官、ネルの子アブネルが寝ている場所を見つけた。
サウルは幕営の中で寝ており、兵士がその周りに宿営していた。
サムエル記上 26章5節
2.ダビデはサウルを殺さなかった
アビシャイはダビデに、サウルを仕留めようと提案しますが
ダビデはその申し出を、退けます。
ダビデはアビシャイに言った。
「殺してはならない。
主が油を注がれた方に手をかければ、罰を受けずには済まない。」
サムエル記上 26章9節
3.ダビデは主がサウルを打たれるだろうと語った
そして、次のように語るのです。
更に言った。
「主は生きておられる。主がサウルを打たれるだろう。
時が来て死ぬか、戦に出て殺されるかだ。
サムエル記上 26章10節
まさにその通りになったのです。
サウルは、ペリシテ軍の攻撃の前に倒れ死んでしまうのです。
ダビデが返り討ちにするまでもなく、主がサウルを打たれたのです。
むすび.被害を被った時主に任せることが大切
私たちも、不当な被害を受けた時にやりかえしたくなるかもしれませんが
加害者に対して、私たちが復讐をすることはゆるされていません。
復讐ではなく神の裁きにゆだねることこそが、重要なのです。
神が正しく裁いて下さるのです。
ダビデは決して、復讐しませんでした。
私たちも同じです。
【今日の聖書】
更に言った。
「主は生きておられる。
主がサウルを打たれるだろう。
時が来て死ぬか、戦に出て殺されるかだ。
主が油を注がれた方に、わたしが手をかけることを
主は決してお許しにならない。
今は、枕もとの槍と水差しを取って立ち去ろう。」
サムエル記上 26章10〜11節