イエス・キリストの時代、その地方に十二年間出血が止まらず、
　長い間、苦しんでいた女性がいました。
　多くの医者にみてもらうのですが、いつまでたってもまったく良くならず、

　全財産を使い果たしてしまっても、悪くなる一方だったといいます。
　全財産を使い果たしてしまったら、どうなるでしょうか？
　次の日からの食べ物にも、事欠くようになってしまいます。

　食べることだけでなく、衣食住の生活のすべての領域で
　窮地に陥ってしまうことになります。
　もはやこれまで、これ以上病気の体で生きていくことはできないという状況下で

　この女性は、イエスのところに行くのです。
　「この方の服にでも触れればいやしていただける」と思ったからです。
　そして、後ろからイエスの服の房に触れるのです。

　どうなったでしょうか？
　この女が近寄って来て、後ろからイエスの服の房に触れると、
　直ちに出血が止まったのです。

　ギリギリの状態で、もうこれ以上生きていくことは無理だという状況下で
　イエス・キリストによって癒され、完全に回復しているのです。
　病気で全財産を使い果たしギリギリの状態から、完全に回復したのです。

　どんなに切羽詰まった、ギリギリの状況下に置かれたとしても
　イエス・キリストは、そこから脱出させて下さるお方なのです。
　そして神の栄光を表して下さるのです！ハレルヤ！

　【今日の聖書】
　さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。
　多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、
　全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。
　イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。
　「この方の服にでも触れればいやしていただける」と思ったからである。
　すると、すぐ出血が全く止まって病気がいやされたことを体に感じた。
　マルコによる福音書　５章２５〜２９節