死の原因は私たちの罪にある
もともと神に愛される存在として造られた人間が、
「神を無視し神に逆らうこと」が、すなわち罪です。
「神などいない」という心が、罪の根源です。
そこからあらゆる罪が、派生して出て来ているのです。
すべての罪は、「神を無視すること」から来ています。
神を無視するとどうなるのでしょうか?
人間はもともと神に造られた存在であるので、本来あるべき姿からはずれてしまいます。
人間は、神と人を愛するように私たちは作られています。
互いに憎み合い争いあうように造られてはいません。
殺し合うことなど、もってのほかです。
けれども神を無視してしまうと、人を愛せなくなってしまうのです。
自己中心になり、人を押しのけて自分が生きるという生き方になってしまいます。
人を愛さずに、人を自分のために利用してしまったり、
都合が悪ければ、退けてしまうという生き方になってくるのです。
世界中で人々が争い憎しみ傷つけあっているのは、この人間の中にある罪に原因があるのです。
神はそういう人間の罪を、一切受け付けることができません。
神は聖いお方なので、罪は容認できないのです。
罪をもった人間を、いつまでも生かしておくことはできないのです。
ですから、神は人生に限りをつけられたのです。
人間は、百二十年以上生きることはできないのです。
人間は、自分自身のもっている罪の結果死ななければならない存在となってしまったのです。
わたしたちが死という現実を背負わなければならないのは、実はこの罪のためなのです。
その結果、最後は死で終わるという人生を送ることになってしまったのです。
私たちをお造りになられた神様に原因があるのではなく、私たち自身に原因があったのです。
そして罪のもたらす死は、ただ肉体の死だけでなく霊の死をも意味しています。
霊の、永遠の滅びです。だから、死は恐ろしいのです。
永遠に、死に続けなければならないからです。
私たちは、生まれた時からこの死と向かい合って生きているのです。
(明日に続く)
【今日の聖書】
また、人間にはただ一度死ぬことと、
その後に裁きを受けることが定まっている
ヘブライ人への手紙 9章27節