なぜ人間は死ななければならないのか?
私たちは、人の死という厳かな現実に向き合う時があります。
そこには、もう二度と地上では会うことができないという深い悲しみがあります。
生きている時は、いつまでもずっと会うことができて、語り合うことができて、
別れの時が来ることなどないように、過ごしてくるのですが、
いざ死別の時が来ると、もうそれが一切できなくなってしまったのだと気づくのです。
もう語り合うこともできない、微笑みあうこともできない、どんな行動もともにできないのです。
いくら呼びかけても、返事が返ってきません。
人間の死は、必ずやってきます。
忘れていたとしても考えたくなかったとしてもこうして、現実にやってくるのです。
すべての人に、間違いなくやってきます。他人ごとではありません。
これこそ、私たちがつきつけられている深刻な事実です。
人間の死とはいったい何なのでしょうか?
なぜ人間は死ななければならないのでしょうか?
そもそも人間とはいったい何なのでしょうか?
これこそが、人生の中で私たちが知らなければならない最も重要なことのひとつです。
(明日に続く)
【今日の聖書】
また、人間にはただ一度死ぬことと、
その後に裁きを受けることが定まっているように、
ヘブライ人への手紙 9章27節