エリヤの食事
1.日に2食の生活
エリヤがケリト川のほとりで、カラスたちに養われた時
カラスたちはパンと肉を、朝と夕にエリヤの所に持ってきました。
食事は、朝と夕方の1日2食です。
数羽の烏が彼に、朝、パンと肉を、また夕べにも、パンと肉を運んで来た。
水はその川から飲んだ。
列王紀上 17章6節
2.パンと肉だけの食事
メニューは、パンと肉だけです。
干ばつでしたから、野菜や果物はありません。
水は、ケリト川の水を飲んでいます。
ケリト川の水が流れていたので、雨が降らなくても
食べられる植物が、もしかしたら生えていたという可能性もあります。
けれども、主要な食事はパンと肉だったことは確実です。
3.パンだけの食事
長期にわたって雨が降らないので、いよいよケリト川の水も枯れてしまいます。
しばらくたって、その川も涸れてしまった。
雨がこの地方に降らなかったからである。
列王紀上 17章7節
エリヤは、サレプタのやもめに養われることになります。
「立ってシドンのサレプタに行き、そこに住め。
わたしは一人のやもめに命じて、そこであなたを養わせる。」
列王紀上 17章9節
その時の食事の材料は、粉と油でした。
やもめは行って、エリヤの言葉どおりにした。
こうして彼女もエリヤも、彼女の家の者も、幾日も食べ物に事欠かなかった。
主がエリヤによって告げられた御言葉のとおり、
壺の粉は尽きることなく、瓶の油もなくならなかった。
列王紀上 17章15〜16節
ということは、粉と油で作るパンだけを食べて生活していたということになります。
当然塩は入れていたと思いますが、パンだけの食事でも大丈夫だったわけです。
おそらく今のように白く精製された粉ではなく、全粒粉だったのではないかと思います。
むすび.日に2食の粗食で普通に生活していた
私たちは、一日に3食しかも穀物や肉や魚や野菜や乳製品やいろんなものを食べていますが
いろんなものを食べなければ生きていけないかというと、そうでもないようです。
一日二食で、全粒粉のパンだけでも大丈夫だった事を考えると
必要最低限の栄養素は、全粒粉のパンや玄米などに備わっているように考えられます。
体に必要な「なくてはならないもの」は、それ程多くのものを食べなくても
摂取できるのかもしれません。
【今日の聖書】
主はお答えになった。
「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。
しかし、必要なことはただ一つだけである。
マリアは良い方を選んだ。
それを取り上げてはならない。」
ルカによる福音書 10章41〜42節