今日のできごと


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2024/5/8(水)

 

みだらなことをしないように

1.結婚以外の性的関係はすべて罪

 この世は、悪に満ちています。
 神を冒涜したり、殺人や暴力、姦淫、盗み、偽り、貪欲、
 数え上げればきりがありませんが、特に性的な悪が広がっています。

 結婚前の性的関係ならびに、結婚後の妻以外との性的関係は
 すべて罪となります。姦淫の罪です。
 正式な結婚関係にない性的な男女の接触は、すべて禁じられています。

 結婚はすべての人に尊ばれるべきであり、夫婦の関係は汚してはなりません。
 神は、みだらな者や姦淫する者を裁かれるのです。
 ヘブライ人への手紙 13章4節

 性的関係には、妊娠→出産→子育てへと続く責任が求められています。
 その責任は生涯かけて果たすものであるゆえ、結婚することが必須となります。
 性的関係は結婚して初めて持てるものであり、夫婦の間でのみ許されるものなのです。

2.性的関係には重大な責任が伴っている

 大事なのは、次世代が生み出されて健全に育てられていくことです。
 もし子供がまったく生まれなければ、次世代が生まれないので人類は絶滅してしまいます。
 そのためにも、結婚関係を正式に結び、妊娠、出産へと続かせなければなりません。

 生涯かけて相手の女性を助け守り養い、子供を育て上げねばならないのです。
 性的関係を持つということは、「生涯その女性と生まれてくる子供に対して
 責任を持ちます」ということに、他なりません。「私は責任もって家庭を築きます」ということです。

 「結婚関係にない責任ある性的関係」などあり得ませんから、きちんと結婚するのです。
 「私たちは生涯夫婦として生きていきます」と、自らの責任を公にするのです。
 結婚したならば、妻以外の女性とは距離を保ちます。それが妻に対する責務です。

 世界中の女性の中で、自分の妻だけを特別に愛し助け守り養うのです。
 そこにひとつの家庭が築かれ、次世代が産み出され人類が続いて行くのです。

3.離縁は相手の女性をも姦淫の罪に落とし込む

 夫が一旦妻にした女性を離縁するというのは、責任放棄にほかなりません。
 それは単に責任放棄というだけではなく、相手の女性に対しても姦通の罪を犯させることになります。
 自分ばかりか、相手の女性を姦通の罪に落とし込む結果になってしまうのです。

 「『妻を離縁する者は、離縁状を渡せ』と命じられている。
  しかし、わたしは言っておく。
  不法な結婚でもないのに妻を離縁する者はだれでも、
  その女に姦通の罪を犯させることになる。
  離縁された女を妻にする者も、姦通の罪を犯すことになる。」
 マタイによる福音書 5章31〜32節

4.結婚関係でない場合、妊娠は喜びの逆になってしまう

 結婚した夫婦の場合、妊娠は大きな喜びです。
 そして出産の感動と喜びも、とても大きなものになります。
 生まれてくる子供を心待ちにし、生まれて来たら喜んで育てていきます。

 けれども結婚関係以外での妊娠は、その逆になってしまいます。
 妊娠が大きな苦しみになってしまうのです。
 そしてせっかく宿った命を、中絶という形で終わらせてしまう事にもなりかねません。

 妊娠中絶に伴う精神的な苦しみは、厳しいものです。
 繰り返し中絶した時のその苦しみは、人を打ちのめして立ち上がれなくしてしまう程だそうです。
 法律的には裁かれなくても、命を人の手で終わらせるというのは大きな罪責感をもたらします。

むすび.神は真に幸福な人生を生きてほしいと願っておられる

 みだらなおこない、すなわち姦淫は
 肉の欲望を満足させるものではあっても、それは幸福の真逆なのです。
 神は姦淫を退けられます。

 出エジプトした民が、姦淫の罪に陥った時
 1日で23,000人が、神の裁きを受けて死んでしまったのです。
 きちんと正式に結婚した上で、妊娠出産という過程を踏んでいくべきなのです。

 決してそれは、堅苦しい教えでも、不幸な教えでもないのです。
 逆なのです。厳しい戒めに思えるかもしれませんが、それこそが真に幸福な生き方なのです。
 神は私達に「真に幸福な人生を生きてほしい」と、願っておられるのです。

 もし既に姦淫の罪を犯してしまったという場合は、悔い改めて
 イエス・キリストの十字架の血潮によって、ゆるして頂く事が必要です。
 二度と同じ過ちを繰り返さないように、やり直して生きるのです。

 イエスは、罪を赦し人生をやり直させて下さるのです。

 【今日の聖書】
 彼らの中のある者がしたように、みだらなことをしないようにしよう。
 みだらなことをした者は、一日で二万三千人倒れて死にました。
 コリントの信徒への手紙一 10章8節


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