事を隠すべき場合もある
「心ない者は友人を侮る。」とあります。
隣人は愛すべきであって、侮ってはなりません。
たとえそれが、どんな状況下にあってもです。
「英知ある人は沈黙を守る。」とあります。
人の悪い所、欠点、失敗などを、殊更に語る事は慎まなければなりません。
沈黙を守るのです。
試験に落ちた、会社を解雇された、交通事故を起こした、前科がついたなど、
その人が人に聞かれたくないことは、たとえ知っていても黙ります。
「悪口を言い歩く者は秘密をもらす。」とあります。
人の悪口は、言ってはなりません。
誠実な人は、事を秘めておくのです。
守秘義務のある職業もいろいろありますが、たとえ義務がなくても慎むのです。
隣人を愛するというのは、沈黙を守るということでもあります。
隣人の悪い所を殊更に強調するのではなく、そこから回復することを願って
とりなし働くのです。友人を侮ってはならないのです。
【今日の聖書】
心ない者は友人を侮る。
英知ある人は沈黙を守る。
悪口を言い歩く者は秘密をもらす。
誠実な人は事を秘めておく。
箴言 11章12〜13節