今日のできごと


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2024/5/23(木)

 

明らかにされたパウロへの陰謀

1.パウロを殺そうという陰謀が起こった

 ある時パウロに対して、陰謀がめぐらされました。
 パウロは、四十人以上のユダヤ人たちによって命を狙われました。

 彼らは、祭司長たちや長老たちのところへ行って、こう言った。
 「わたしたちは、パウロを殺すまでは何も食べないと、固く誓いました。
 ですから今、パウロについてもっと詳しく調べるという口実を設けて、
 彼をあなたがたのところへ連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に願い出てください。
 わたしたちは、彼がここへ来る前に殺してしまう手はずを整えています。」
 使徒言行録 23章14〜15節

2.陰謀はパウロの耳に入った

 しかし陰で企てられていたその陰謀は、パウロの耳に入ることになります。

 しかし、この陰謀をパウロの姉妹の子が聞き込み、
 兵営の中に入って来て、パウロに知らせた。
 使徒言行録 23章16節

 そしてその陰謀は、千人隊長に伝えられました。

 千人隊長は、若者の手を取って人のいない所へ行き、
 「知らせたいこととは何か」と尋ねた。若者は言った。
 「ユダヤ人たちは、パウロのことをもっと詳しく調べるという口実で、
  明日パウロを最高法院に連れて来るようにと、あなたに願い出ることに決めています。
  どうか、彼らの言いなりにならないでください。
  彼らのうち四十人以上が、パウロを殺すまでは飲み食いしないと誓い、
  陰謀をたくらんでいるのです。
  そして、今その手はずを整えて、御承諾を待っているのです。」
 使徒言行録 23章19〜21節

3.千人隊長はパウロの命を守った

 千人隊長は、パウロの命を守るため
 パウロをカイサリアへ護送するように、手はずを整えます。
 こうしてパウロの命は、守られることになったのです。

 千人隊長は百人隊長二人を呼び、
 「今夜九時カイサリアへ出発できるように、
  歩兵二百名、騎兵七十名、補助兵二百名を準備せよ」と言った。
 また、馬を用意し、パウロを乗せて、
 総督フェリクスのもとへ無事に護送するように命じ、
 次のような内容の手紙を書いた。
 使徒言行録 23章23〜25節

むすび.どんな陰謀も神の前にはすべて明らか

 パウロの命を狙う陰謀は、もし何もしなければ実行されていたことでしょう。
 そこでパウロの命が絶たれていても、おかしくなかったのです。
 しかし神は、陰謀がパウロの耳に入るようにします。

 そして、パウロの命が守られるようにされたのです。
 パウロは、陰で企まれた陰謀を恐れる必要はなかったのです。
 陰謀のすべてを神がご存知で、神がそれを暴き陰謀から守って下さったのです。

 【今日の聖書】
 しかし、この陰謀をパウロの姉妹の子が聞き込み、
 兵営の中に入って来て、パウロに知らせた。
 使徒言行録 23章16節


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