ウリヤ以外の犠牲者
1.ダビデは罪の隠蔽工作をしてウリヤを戦死させた
ダビデは、ウリヤの妻との間の姦淫の罪を隠蔽しようとします。
そのために、ウリヤを戦場で戦死させようと企てるのです。
ダビデの命令で、ウリヤは戦場で戦死するよう仕組まれ死んでしまいます。
2.ウリヤだけでなく巻き添えで兵士たちが何人か戦死した
ウリヤが戦死してしまったその時、ウリヤだけでなく
ダビデの家臣と兵士も巻き添えで、戦死してしまっています。
ダビデは、ヘト人ウリヤだけを亡き者にしようとしたのですが
結局ウリヤだけでなく、家臣や兵士たちも巻き添えで死んでしまうのです。
ダビデの罪の隠蔽工作は、ウリヤの命を奪っただけでなく
その他の人々の命をも、奪ってしまうことになってしまったのです。
3.ダビデの隠蔽工作は多くの人の命を奪うことになった
ダビデひとりの罪が、多くの人々を死に至らせているのです。
ダビデは罪を隠蔽しようとしましたが、その影響はウリヤひとりに留まりませんでした。
巻き添えで死んでしまった人がいるのです。事態は拡大し、更に悪化したのです。
むすび.罪は隠蔽するのではなく悔い改めて離れ去るべきもの
罪は隠蔽するのではなく、告白して悔い改めるべきものなのです。
ダビデは、ウリヤを戦場から引き戻した時、
正直に自分の罪を告白し、ウリヤに謝罪すべきだったのです。
【今日の聖書】
町の者たちは出撃してヨアブの軍と戦い、
ダビデの家臣と兵士から戦死者が出た。
ヘト人ウリヤも死んだ。
サムエル記下 11章17節