イエスは、「耳のある者は聞きなさい」と言われました。
　「物理的に、耳がある者は聞きなさい」ということではなく、
　聞く耳がある者、すなわち「素直に聞く気がある者は聞きなさい」ということです。

　全く聞こうとしない者、揚げ足をとろうとして聞こうとしている者
　そういう人たちには、大事なことを一生懸命語っても逆効果になってしまいます。
　語れば語る程疎んじられるか、反発が強まるかのどちらかだからです。

　「本当に聞く気持ちのある人にだけ、私は大切な事を語りますよ」と
　イエスは言われているのです。
　今の私たちにも、同じことが言えます。

　神の言葉である聖書を読む時、聞く耳をちゃんと持つことが大切です。
　しっかりと、自分のこととして受け止めようという思いで
　神の言葉として注意深く聴くこと、これが重要なのです。

　【今日の聖書】
　耳のある者は聞きなさい。」
　マタイによる福音書　１３章９節