今日のできごと


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2024/11/6(水)

 

サタンの代弁をしてしまったペトロ

1.イエスはご自身の十字架と復活を弟子たちに打ち明けた

 イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、
 長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、
 三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明けました。

 このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、
 長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、
 三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。
 マタイによる福音書 16章21節

2.ペトロはイエスの言葉を否定してしまった

 しかしペトロは、イエスをいさめてしまうのです。
 「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」
 と、イエスの言葉を否定して自分の思いを語ってしまうのです。

 すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。
 「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」
 マタイによる福音書 16章22節

3.実はペトロの言葉はサタンの言葉の代弁だった

 しかし実はこの言葉は、サタンの思いを代弁した言葉でした。

 イエスは振り向いてペトロに言われた。
 「サタン、引き下がれ。
  あなたはわたしの邪魔をする者。
  神のことを思わず、人間のことを思っている。」
 マタイによる福音書 16章23節

 サタンは、キリストの十字架後の勝利の復活を何としても阻止したかったのです。
 そのサタンの思いを、ペトロが代弁してしまったのです。
 「そんなことがあってはなりません。」という言葉は、サタンの思いに他ならなかったのです。

むすび.イエスの弟子であったのにサタンの言葉を代弁した原因は?

 なぜ、ペトロはサタンの言葉を代弁してしまったのでしょうか?
 それは、イエスの言葉よりも自分の考えの方が正しいと考えていたからでした。
 その高ぶりをサタンが利用して、自分の言葉を吹き込みペトロに語らせたのです。

 高ぶりは、罪です。その罪が、サタンに対する隙になってしまったのです。
 罪は、サタンに対して心のドアを開いてしまいます。
 そして知らないうちに、サタンの言葉を代弁してしまったりするのです。

 サタンは、私たちの「温存している罪」というドアからもぐりこんで私たちを利用します。
 私たちを利用して、神の言葉の逆を言わせたり行なわせたりしようとするのです。
 いつも神の言葉に従っていられるよう、祈る必要があります。

 【今日の聖書】
 イエスは振り向いてペトロに言われた。
 「サタン、引き下がれ。
  あなたはわたしの邪魔をする者。
  神のことを思わず、人間のことを思っている。」
 マタイによる福音書 16章23節


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