サタンがイスカリオテのユダの中に入った
1.イスカリオテのユダはイエスを引き渡す契約を交わした
イスカリオテのユダは、イエスを裏切り銀貨30枚で
祭司長たちに、引き渡す契約を結びました。
「あの男をあなたたちに引き渡せば、幾らくれますか」と言った。
そこで、彼らは銀貨三十枚を支払うことにした。
マタイによる福音書 26章15節
2.イスカリオテのユダは接吻でイエスを裏切った
イスカリオテのユダは、ゲッセマネの園で接吻をもってイエスを裏切るのです。
イエスを裏切ろうとしていたユダは、
「わたしが接吻するのが、その人だ。
捕まえて、逃がさないように連れて行け」と、前もって合図を決めていた。
ユダはやって来るとすぐに、イエスに近寄り、
「先生」と言って接吻した。
マルコによる福音書 14章44〜45節
3.イエスを裏切らせようとしていたのはサタンだった
その後イエスは捕らえられ、十字架で殺されることになって行くのです。
イスカリオテのユダの、この裏切り行為は
実は、悪魔であるサタンの意志を代行するものだったのです。
サタンは、イエスを十字架で殺そうと意図していました。
そしてそのために、イスカリオテのユダを利用したのです。
イスカリオテのユダは、サタンの意図を自ら進んで実行してしまったのです。
むすび.サタンに利用されないために
イエスに選ばれて12弟子のひとりとなり、イエスと行動を共にし
イエスの言葉を聞き、イエスのなされる癒しや奇蹟を目の当たりにし
ある時は派遣されて、自ら病人をいやしたりしていたイスカリオテのユダが
いとも簡単に、サタンに入り込まれてしまい
サタンの意図通りの行動を、自ら進んでとってしまっています。
イエスと共に歩んでいたにもかかわらず、そういう事態になってしまっています。
イエスと行動を共にしていても、会計という重要な奉仕で用いられていても
サタンに利用されてしまう可能性がある、ということがわかります。
彼は財布をごまかしていたのです。そこに付け入るスキを与えていたのです。
故意の罪は、サタンに対するドアを開けてしまうことになります。
いつもサタンに対するドアを、しっかりしめて故意の罪から離れて
神を愛して神に従って歩んでいけるよう、心から祈り願いましょう。
【今日の聖書】
ユダがパン切れを受け取ると、サタンが彼の中に入った。
そこでイエスは、「しようとしていることを、今すぐ、しなさい」と彼に言われた。
ヨハネによる福音書 13章27節