今わかった
ペトロは牢獄から脱出しますが、それは実に不思議な方法でした。
天使が現れ、その後をついて行くのですが誰も咎めないのです。
あたかも時間が止まったかのような、そのような中で脱獄するのです。
ペトロ自身も、まるで幻を見ているかのようだったと言います。
それで、ペトロは外に出てついて行ったが、
天使のしていることが現実のこととは思われなかった。
幻を見ているのだと思った。
使徒言行録 12章9節
そしてある通りに来ると、ハッと気づくのです。
第一、第二の衛兵所を過ぎ、町に通じる鉄の門の所まで来ると、
門がひとりでに開いたので、そこを出て、ある通りを進んで行くと、
急に天使は離れ去った。
ペトロは我に返って言った。
「今、初めて本当のことが分かった。
主が天使を遣わして、ヘロデの手から、
またユダヤ民衆のあらゆるもくろみから、
わたしを救い出してくださったのだ。」
使徒言行録 12章10〜11節
「今、初めて本当のことが分かった。」とペトロrは言っています。
ということは、それまではわかっていなかったのです。
天使が離れ去った途端に、すべてを理解したのです。
ペトロは、一体何を理解したのでしょうか?
「絶体絶命のピンチから、見事に神は脱出させて下さった」
ということを、理解したのです。
神は絶体絶命のような状況からも、いともたやすく脱出させて下さるお方です。
問題は、それを信じられるかどうかなのです。
私達の、信仰が問われているのです。
【今日の聖書】
ペトロは我に返って言った。
「今、初めて本当のことが分かった。
主が天使を遣わして、ヘロデの手から、
またユダヤ民衆のあらゆるもくろみから、
わたしを救い出してくださったのだ。」
使徒言行録 12章11節