どんなに貯蓄があったとしても
死ぬときに、銀行に1000万の貯金があったとしても
それで、寿命を延ばしたり天国でおろしたりすることはできません。
そのお金は、死んでしまえば人のものになってしまうのです。
それが1億円であったとしても、同様です。
1000万円でも1億円でも、100億円であったとしても同じです。
死ぬときは、すべて銀行に置いたままこの世を去らなければなりません。
お金というのは、この世の人生の間でだけ使うものだからです。
お金は人が考え出したシステムであって、天国とはまったく関係ないのです。
地上だけで終わります。
1000万円出せば天国に入れるとか、地上のお金を天国に持って行けるとか
天国で地上のお金が使える、などということはまったくありません。
天国とお金は、まったく無関係なのです。
一生懸命働いて、たくさん稼いで預金したのに天国とは無関係というのであれば
一体どうしたら、天国に行く備えができるのでしょうか?
地上から天国に持って行けるのは、一体何なのでしょうか?
地上でも天国でも同じように存在するのは、愛です。
地上で隣人を愛したことは、天国でも継続するのです。
いかにこの人生で隣人を愛するか、これが問われているのです。
【今日の聖書】
こう自分に言ってやるのだ。
「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。
ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』
しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。
お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。
ルカによる福音書 12章19〜20節