ヨナタンの人生
ヨナタンは、若くして戦いに敗れ死んでしまいます。
イスラエルとペリシテの戦いで、イスラエル軍は破れ
ヨナタンは、父サウルと共に戦死してしまうのです。
この同じ日に、サウルとその三人の息子、従卒、更に彼の兵は皆死んだ。
サムエル記上 31章6節
戦いに負けた原因は、父であるサウル王にありました。
サウル王の「神に従わない心」を神が裁かれ、サウルが戦いで死ぬようにされたのです。
ヨナタンは、その道連れにされてしまったのです。
将来有望だった好青年ヨナタンは、父親の悪しき行ないのため
若くして、人生を終えてしまいました。
ダビデはそれを嘆いて歌を詠んでいます。
父や家族、また他人の罪ゆえに人生を終えてしまうという悲劇が
アダムの息子であるアベルの時代から、現在に至るまで続いているのです。
ひとりの人の罪が、多くの人の人生に悲劇をもたらし続けているのです。
罪の影響は、自分だけにとどまらないのです。
【今日の聖書】
ダビデはサウルとその子ヨナタンを悼む歌を詠み、
「弓」と題して、ユダの人々に教えるように命じた。
この詩は『ヤシャルの書』に収められている。
サムエル記下 1章17〜18節