十字架の死なくして復活はない
十字架は、死へと続いています。
十字架は、苦しみの連続です。
十字架は、絶望以外の何物でもありません。
しかし復活は、永遠に続く命を持つことであり
そこに、何の苦しみもありません。
それは、永遠に続く希望以外の何物でもないのです。
キリストの復活は、十字架の死がなければあり得ませんでした。
死なないと、復活はないのです。
「いかに自分に死ぬか」そして「キリストに生きるか」が問われています。
復活の姿になるためには、自分を十字架につけ死ぬことが要求されるのです。
「自分に死んで、キリストに生きる」これが私たちの人生なのです。
「自己実現に生きて、キリストに生きない」という生き方は、本来的生き方ではないのです。
【今日の聖書】
わたしは、キリストとその復活の力とを知り、
その苦しみにあずかって、
その死の姿にあやかりながら、
何とかして死者の中からの復活に達したいのです。
フィリピの信徒への手紙 3章10〜11節